2021-05-24
ソウル特別市 城北区 城北路15キル 9
崔淳雨旧宅は、美術史学者で元国立中央博物館長でもあった兮谷(ヘゴク)崔淳雨(チェ・スヌ1916~1984年)氏が、1976年からこの世を去るまで住んでいた家です。
1930年代の近代韓屋である記念館の建物は市民の募金により買い上げられ、ナショナルトラスト市民文化遺産第1号(登録文化財第268号)となりました。以降、先生の志を称えるため、記念館として運営されています。
2020-08-19
京畿道 城南市 中院区 銀杏路 72
+82-31-729-4319
城南市で運営している銀杏植物園は、城南市中院区銀杏1洞にある生態系公園です。この場所にある自然観察園は多様な植物や野生花、昆虫が生息しており、自然教育学習の場として人気を集めています。
施設面積:34,760平方メートル(10,533坪)/訪問者センター面積 210平方メートル(61坪)
保有植物:89種 2,317株, 潅木:78種 13,689株, 草花類:209種 94,329本
保有昆虫:てんとう虫、蝶々、イラガ、カメムシ、ツマグロオオヨコバイなど
2020-09-24
京畿道 坡州市 炭県面 城洞里
烏頭山(119メートル)の頂上にある烏頭山城は、記録によってその名称が異なります。大東地志には鳥頭城、輿地図書には鷘頭山城、世宗実録地理志には烏鳥城と記録されています。
この山城は、漢江と臨津江が合流する地点である烏頭山を中心に築造されてた長さ約620メートルに及ぶ百済時代の山城です。
急斜面の多いこの山城は、西側は臨津江、南側は漢江、東側は農耕地、北側は山麓に面しています。山の頂上には城壁用の石材が散らばっており、三国時代から朝鮮時代にかけて長期間築城されたものだと推定されています。
1990~1991年の発掘調査で土器、白磁、瓦などが多数発見されました。軍事的にも非常に重要な地理的要素を持ち合わせており、統一展望台ができてからはその原型を探す作業が困難になりました。しかし、この遺跡一帯への専門家らによる現地調査の結果、臨津江と漢江の合流地点である西側に高さ1~1.5メートル、長さ30メートル、幅6~7メートルの城壁が残されているのが確認されました。
2021-07-26
慶尚北道 慶州市 南山洞
慶州の南山は遺物、遺跡の宝庫と言えます。ここに行くと三国時代から統一新羅後期までの仏像すべてを見ることができます。そのうちのひとつ磨崖菩薩半跏像は高さ1.4メートルで七仏庵の上にまっすぐに立っている南側の岩に刻まれています。まるで雲の上に座っているかのように見えます。頭に三面宝冠をかぶっていて菩薩像であることがわかります。表情が豊満で目をそっと閉じて考え深い姿で雲の上の世界から衆生を見ているようです。右手には花を持っていて、左手を胸元まであげて説法する様子を表現しています。天衣はとても薄く、身体の屈曲が見えて衣服のすそは台座を覆っています。統一新羅時代8世紀後半の作品であるとみられています。
2024-04-18
チョンブク特別自治道コチャン郡コス面チルソンギル135
文殊寺(ムンスサ)木造地蔵菩薩坐像および十王像一括が宝物、文殊寺大雄殿、文殊寺文殊殿、文殊寺浮屠、文殊寺木造三世仏像が全羅北道特別自治道有形文化遺産に指定されています。その他、一柱門から文殊寺の入口まで約80m区間に樹齢100年から400年と推定されるカエデ約500本が自生している文殊寺カエデの森は天然記念物に指定されています。秋になると美しく染まった紅葉が、緩やかな曲線を成す文殊寺周辺の山勢と調和し、秋の趣を感じることができます。
2024-04-08
チョンブク特別自治道 長水郡 蟠岩面 傍花洞路 778
長安山の麓にあり、美しい自然景観と谷間に隣接しています。自然学習場や冒険遊び場などの森林浴場施設が完備されている他、谷間に沿って自然の絶壁や多様な樹木が生い茂っており、豊かな自然を堪能することができます。標高500メートル以上の高地にあるため、気温が低く、標高1,000メートル以上の山に囲まれており、夏でも涼しいため、夏の避暑地として人気を集めています。
2024-03-15
チェジュ特別自治道
+82-64-740-6000
韓半島の南西海上に位置する島の済州(チェジュ)道は、韓国最大の観光地であり、島全体が観光特区として指定されていて、どこに行っても美しい景色が堪能できます。韓国の本土は温帯地域ですが、済州道は亜熱帯気候に近く、済州道の中央には漢拏山(ハンラサン)が聳え立っていて、側火山の「オルム」は368個も点在しています。公式に指定された海水浴場だけで11ヵ所、指定されていない海水浴場まで合わせると30ヵ所に上り、梨湖(イホ)テウ、三陽(サミャン)、挟才(ヒョプチェ)、金陵(クムヌン)、郭支(クァクチ)などがとくに有名です。海岸沿いに造成されたトゥルレ道は合計425キロメートルで、全部回るのに15日ほどかかります。
2022-12-27
キョンサンナム道ハプチョン郡ハプチョン邑チュクチュクギル80
陜川八景のうち第五景である「涵碧楼(ハンビョンヌ)」は高麗忠粛王8年(1321年)に陜州支軍金某(キム・モ)が創建し、数回にわたって修造されました。吹笛峰のふもとにあり、黄川と正陽湖を眺めることのできる美しい風景で多くの文人墨客が風流を楽しんだ場所で、退渓李滉(イ・ファン)、南冥曺植(チョ・シク)、尤庵宋時烈(ソン・シヨル)などの文字刻まれた扁額が楼閣内部のかけられています。岩壁に刻まれた「涵碧楼」の文字は宋時烈によるものです。
2021-03-17
慶尚南道 陜川郡 鳳山面 西部路 3078-13
+82-55-930-3178
玉渓(オッケ)書院は、朝鮮時代中期の学者・栗谷(ユルゴク)李珥(イ・イ)の遺物である『撃蒙要訣』、『海東淵源録』などを保存するために建てられた書院です。1725年に現在の場所から4キロメートルほど離れたヒャンオク洞に建てられましたが、興宣大院君による書院撤廃令により閉鎖されました。その後、1867年になり、この建物を村の東側200メートルの地点に再建しました。書院の建物には講堂、溯源祠、内三門、外三門、管理舎などがあります。
2020-12-31
慶尚南道 陜川郡 陜川邑 竹竹キル80
+82-55-931-2508
陜川郡にある烟湖寺は行政区域上、慶尚南道陜川郡陜川邑陜川洞にあります。大耶城のふもとにある煙湖寺の後方には黄牛山がそびえたっており、前方には黄川が流れています。陜川邑にある郡庁から南に3キロメートル程度離れていますが、ここには高麗忠粛王8年(1321年)に修復し、数回にわたって修造した朝鮮時代の性理学の巨匠李滉(イ・ファン)、曺植(チョ・シク)、宋時烈(ソン・シヨル)の文字がある涵碧楼があります。陜川八景のうち、第五景で絶壁を背景に青々とした山々が屏風のように広がっており、その前には黄川が流れています。