2020-08-11
江原道 襄陽郡 県北面 趙浚キル99
河趙台(ハジョデ)は東海岸に突き出た崖の上にある亭子(あずまや)で、奇岩絶壁と松林と海の調和が美しいところです。朝鮮時代に開国功臣(建国時に王を助け、功を立てた人)であった河崙(ハリュン)と趙浚(チョジュン)が訪れた場所で、2人の姓から河趙台といわれるようになったと伝えられています。
河趙台横の橋を歩いて行くと、白い河趙台無人灯台があります。ここは素晴らしい日の出が見られるスポットとして有名で、日が暮れるときに海を照らす灯台の光も美しいため、日の出と日没のころには多くの観光客が訪れます。
2021-07-16
江原道 襄陽郡 県南面 広津里
+82-33-670-2518
美しい潟湖・梅湖(メホ)のある南涯里には3つの海岸があります。その中で一番規模が大きいのが北側にある「南涯(ナメ)海岸」です。砂浜は幅100メートル、長さは2キロメートルほどあり、海の平均水深は1~2メートルで、傾斜が緩やかで砂の質もよい方です。また、海に流れ込む梅湖の流れの両側には葦畑が広がっており、秋になると金色の葦畑が風に揺れ、絵画のように美しい風景が広がります。
「南涯3里海岸」は幅100メートル、長さは1.3キロメートルほどあり、南涯港に近く、新鮮な海産物を手軽に味わうことができます。南涯港は日の出スポットとして有名なところです。
南涯里の3つの海岸の中で一番南側にある「南涯1里海岸」は長さ0.6キロメートルの小さな海岸です。梅湖近くには天然記念物第229号に指定されているシラサギとアオサギの繁殖地があります。
2022-12-27
カンウォン道ヤンヤン郡ヒョンナム面メバウィギル138
南涯(ナメ)港は江原道襄陽でもっとも規模の大きな港で、襄陽八景の一つです。江陵深谷港、三陟草谷港と共に、江原道三大美港に数えられています。その名声に相応しく、漁船が停泊する港、赤と白の灯台、防波堤が美しい漁村の情緒が漂っています。港をバックに昇る朝日が美しく、日の出スポットとしても有名です。南涯港のもう一つの見どころは、南涯港スカイウォーク展望台です。防波堤の入口にあるスカイウォークの上からは、南涯港一帯と東海の開けた風景を一望できます。スカイウォークがある場所は、朝鮮時代に陽也島と呼ばれる島だったところで、島の烽燧台があった場所にスカイウォークが設置されています。南涯港の港町である南涯漁村体験村は、観光客向けに釣り船体験を年中開催しています。その他に、魚のつかみ取り、磯での蟹獲り、イカスンデづくりなど、多彩な体験が楽しめます。南涯港で主に水揚げされる海の幸は、イカ、カレイ、ヒラメなどです。港には刺身店が集まっており、東海で獲れたての新鮮な魚の刺身が味わえます。
2022-09-16
カンウォン道ソクチョ市エキスポロ72
束草市の青草湖湖畔に位置する「束草(ソクチョ)エキスポタワー」は、山と湖が調和した美しい自然の中に聳え立っています。垂直に上昇する躍動的な形態は江原道の未来を象徴しており、螺旋型の構造と太陽の反射角度によって様々な変化を演出します。展望台の高さは73.4メートル、収容人数は100人程度で、展望台に上ると青い東海や雪岳山の蔚山岩、大青峰まで展望が可能です。特に夕暮れ時や夜は美しい景色を見ることができます。
2021-03-19
江原道 襄陽郡 西面 薬水キル
+82-33-801-0900
韓国の山の中でも風光明媚な風景を誇る雪岳山(ソラクサン)。韓半島を東西に貫く太白(テベク)山脈で最も高い雪岳山(標高1,708メートル)は韓国で最も美しい山として知られ、春はクロフネツツジなど様々な花、夏は谷間を流れる渓流、秋の雪岳祭のころは紅葉、冬は雪に覆われた雪景色が素晴らしく、1年を通じて訪れる人々を魅了します。
寒渓嶺(ハンゲリョン)と弥矢嶺(ミシリョン)を境に、東の方向にある海・東海(トンへ)側は「外雪岳(ウェソラク)」、西側の山間部は「内雪岳(ネソラク)」、寒渓嶺より南側にある五色(オセク)地区は「南雪岳(ナムソラク)」と呼ばれています。
南雪岳地域は昔から五色薬水や温泉が有名なところで、鋳銭谷(チュジョンゴル)一帯の龍沼瀑布(ヨンソポッポ)、十二瀑布(シビポッポ)、女深瀑布(ニョシンポッポ)などが美しい景観をつくり出しています。また点鳳山(チョムボンサン/標高1,424.2メートル)も同じ南雪岳地区にあります。
南雪岳地区では、五色・大青コース、寒渓嶺~クッチョン~大青コースなどが代表的な登山コースとなっています。五色コースの登山道入口はグリーンヤードホテル裏手、国道沿いの国立公園チケット売り場、また寒渓嶺コースの登山道入口は寒渓嶺休憩所横の雪岳楼の階段となっています。
2021-05-25
慶尚北道 慶州市 校村キル 39-2
国家民俗文化財第27号・慶州崔富者宅(キョンジュチェプジャテク)や国家無形文化財第86-3号慶州校洞法酒(ポプチュ)がある校洞(キョドン)村(キョドンマウル)は、12代もの間、万石取りの大地主としての財産を守り、また学問にも力を入れ9代にわたり科挙の予備試験に当たる小科のひとつ覆試(ポクシ)に合格した人に与えられる称号・進士(チンサ)を輩出した慶州(キョンジュ)崔氏一門の魂が宿る場所です。
慶州崔氏一門で家訓のように継承されている原則「官職は進士以上するな、財産は万石以上蓄えるな、過客を手厚くもてなせ、凶作の年には他人の田畑を買ってはならない、崔氏一門の嫁は嫁入り後3年間木綿の服を着なければならない、 四方100里(注:韓国の1里は約400メートル)内で飢え死にする人がないようにせよ」は、真のノブレス・オブリージュがいかなるものであるかと考えさせる内容となっています。
この村は新羅時代の高僧・元暁(ウォニョ)大師との間に薛聡(ソル・チョン=新羅時代を代表する学者)を生んだ新羅29代の王・太宗武烈王(テジョンムヨルワン)の娘・瑤石(ヨソク)公主が暮らした瑤石宮(ヨソックン)があったところだといわれています。近くに新羅の始祖である朴赫居世(パク・ヒョッコセ)の誕生の逸話が残る鶏林(ケリム)や奈勿王陵(ネムルワンヌン)、慶州郷校(キョンジュヒャンギョ)、 新羅の名将・金庾信(キム・ユシン)将軍が暮らした財買井(チェメジョン)があります。
2021-11-22
慶尚北道 慶山市 瓦村面 カッパウィ路699
八公山の冠峰の下に位置する禅本寺(ソンボンサ)は、491年に極達和尚によって創建され、1614年にスチョン大師によって改修されました。禅本寺の文化財としては、地方有形文化財に指定されている三層石塔と、心を込めて祈ると願いを1つだけ必ず叶えてくれるという、宝物に指定されている冠峰石造如来坐像(別名カッパウィ仏様)があります。
この寺は寺院名の禅本寺より「八公山カッパウィ仏様」という名前でよく知られています(カッ=笠、パウィ=岩で、仏像の頭の上に平たい岩が載っていることに由来)。寺の東側にあるカッパウィ仏様に行くには急傾斜の階段を上らなくてはいけませんが、大勢の参拝客が訪れています。統一新羅時代に作られた石仏坐像で、4メートルほどの高さがあります。
2022-12-29
慶尚南道 南海郡 尚州面 菩提庵路665
小金剛(ソクムガン)、南海金剛(ナメクムガン)と呼ばれる三南(忠清道・全羅道・慶尚道)随一の名山・錦山(クムサン/標高704メートル)は、閑麗(ハルリョ)海上国立公園唯一の山岳公園です。山全体が奇岩怪石で覆われ、その風景は三十八景と称えられ絶景をなしています。
新羅時代の名僧・元暁(ウォニョ)大師はこの山に普光寺(ポグァンサ)を建立、その山を普光山と呼んでいました。朝鮮の開祖・太祖(テジョ)李成桂(イ・ソンゲ)は朝鮮王朝開国を前にこの場所で百日祈祷を行ったとされています。その後、朝鮮王朝が幕を開けるとこの山は永世不忘の霊山とされ、百日祈祷の際、李成桂が朝鮮王朝を打ち立てれば山全体を錦で覆うという約束を山の名前を変えることで実現、そして現在の錦山という名前に変わりました。
頂上には江原道の普門寺(ポムンサ)、洛山寺(ナクサンサ)、紅蓮庵(ホンニョナム)とともに韓国の三大祈祷処のひとつである菩提庵(ポリアム=「提」は「ジェ」と読み、そのまま漢字読みすると「ポジェアム」となるものの、慣例として韓国の固有語で菩提にあたる「ポリ」という言葉を当てて読む)があります。
周囲が真っ赤に染まる夜明けの中、水平線から昇る錦山の日の出はその昔、三年間ここ菩提庵で徳を修めた者しか見ることができない光景とされ、その荘厳さは言葉に尽くしがたいほどの風景です。
出典:南海文化観光
2022-12-22
カンウォン道ヤンヤン郡ヒョンナム面クァインジン2ギル3-16
嶺東高速道路を真っ直ぐ東へ江陵まで向かい、その後、束草方面へ東海岸高速道路に入りさらに車を走らせると県南インターチェンジにたどり着きます。県南インターチェンジを下りて束草方面に約5キロメートル進むと南涯港が見え、さらに進むと江原道襄陽郡広津里の 国道7号線沿いに東海の隠れた秘境ともいうべき休休庵(ヒュヒュアム)の姿が現れます。
休休庵の建物裏の海原を臨むと海の中に亀の形をした平たい岩と、自然に形づくられた仏様が横になっているかのような形をした岩もあり、亀の形をした岩がこの仏様に向ってお辞儀をしているような神秘的な姿をみることができます。また、仏様の右手にある絶壁の上にはチュンパウィと呼ばれる大きな岩が二つ並んでおり、木魚を持ったまま崖下にある仏様に向かって合掌しお辞儀をしている僧侶の姿のように見え、自然の驚異を感じることができます。
2024-10-18
テグ広域市チュン区タルグボルデロ2238
金光石(キム・グァンソク)キル(金光石タシクリギキル=金光石ふたたび偲ぶ/描く道)は韓国を代表するフォークシンガー故・金光石氏が暮らしていた大鳳洞の防川市場近郊に金光石の人生と音楽をテーマに造られた壁画通りです。2010年「防川市場門前成市事業」のひとつとして、防川市場の通りに11月から着工し始めたこの通りは中区庁と作家11チームが参加しました。長さ350メートルの壁面の沿って金光石の銅像があり、壁には彼のさまざまな姿が描かれています。毎年秋には防川(パンチョン)市場と東城路(トンソンノ)一帯で「金光石歌唱競演大会」を開催し、故金光石氏を追悼しています。