2025-03-21
キョンサンナム道ナムへ郡サムドン面トンブデロ995
「ヘオルム芸術村」は廃校になった学校をリフォームして地域の文化芸術創作空間を提供したり支援活動をするためにつくられました。自然の恵みや美しい建物、造形が有名で、伝統工芸を体験しに遠方から訪れる人もいるほどよく知られています。全国ネットの放送で6回、地方局の放送で12回、その他新聞、雑誌などさまざまなメディアにも取り上げられ注目を集めています。
規模:敷地約1万3000平方メートル・ 建物約2000平方メートル
主な事業:
展示1館、2館を利用する展示(芸術・企画展示など)
常設展示
民俗資料室、ドイツフリーマーケット風物、その他
招待/企画展示:3~6ヶ月単位の団体
その他展示:あらゆるところでイベント形式の展示(陶磁器、フォークアート、映画、その他)
周辺地域団体学習場の役割
企画展示、常設民俗品展示など団体見学/散策
2021-02-02
慶尚南道 南海郡 三東洞 勿巾里
大小さまざまな70の島々と302キロメートルにわたる海岸線、そして山と海が調和するここ、慶尚南道(キョンサンナムド)南海(ナメ)。この南海には300年もの間、高波や強風から村を守り、そして魚をおびき寄せるという三東洞(サムドンミョン)勿巾里(ムルゴルリ)の防潮防風林・勿巾里防潮魚付林があります。
南海十二景の第十景・勿巾里防潮魚付林は海岸に沿って続く三日月の形をした全長1500m、幅およそ30mの林で、面積はおよそ2.3ヘクタールにも及び、村の人々の公共所有となっています。
木の高さは平均10mから15mほどで、上層木だけでもおよそ2000本あります。この林にはエノキ、ヌクギ、ケヤキ、ヒトツバタゴ、ムクノキなどの落葉樹や常緑樹のホオノキなど、樹木の種類だけでもおよそ100種に達し、まさに木の展示館を彷彿とさせる林となっています。ぎっしりと生い茂る約1万本の樹木は深い山中にいるかのような気分を醸し出します。
この林はおよそ300年前、村の人々が防風と防潮を目的に植えましたが、村の人々はこの林が被害を受けると村が滅びると信じ、代々保護してきました。
日帝強占期末期(1910~45年)に日本人が木銃を作るためにこの林の7本のケヤキの木を切り倒してしまいましたが、村の人々は「林をなくすぐらいなら、むしろ我々を殺せ」と立ち向かい、この林を守り抜いたといいます。
この場所に言い伝えられている話によれば全州李氏一門で朝鮮時代の第2代の王・定宗(チョンジョン)の15男・茂林君(モリムグン)の子孫がここに定着し防風林を作ったと言われています。
しかし、19世紀末になるとこの林は伐採されてしまい、その後、暴風雨が吹き荒れ、多くの村の人々の命が失われ、このため、林を傷つければ、村が滅びると認識するようになり、それ以降、この村の人々は1本の木もむやみに抜かず、この森を守ってきたといいます。林の中にあるヒトツバタゴの老木は、村の守護神が宿る木として崇め奉られ、陰暦10月15日には祭祀を執り行い、村の安寧を毎年祈ります。
近くの山の頂からこの勿巾防潮魚付林の方を眺めると、荒波で洗われ丸くなった石や砂利が続く海岸が視界に入ってきます。海岸は緩やかに曲がった形が素晴らしい景色をなし、また南海の海へと枝を伸ばす木々は、南海を守る守護神であるかのように堂々とした姿を見せています。
勿巾里は防潮魚付林を境に、灯台がある港と田畑がある勿巾村に大きく分けられます。丘の上にあるドイツ村からは勿巾村や防潮魚付林、そして港を一望することができます。
名称が長く言うのにも苦労する勿巾防潮魚付林ですが、この林には三つの役割があります。
まず最初に、大変強い海風から守ってくれる防風林、二つ目が絶え間なく打ち寄せる波による浸食や塩害・潮から守ってくれる防潮林、そして三つ目が森の緑の色が南海に映り魚の群れをおびき寄せるという魚付林としての役割を果たしています。
ドイツ村がある勿巾里は東の方角を向いて村があります。
そのため、村の人々は朝早くから起きて日の出を拝んだり、夕方に陽が落ちるときにやってきて月が出るのを眺めるのが一番の生きがいといいます。
東海(トンへ)の海岸で日の出といえば江原道(カンウォンド)の正東津(チョンドンジン)を思い出しますが、南海沿岸で日の出の名所といえば、ここ勿巾里の日の出が有名といいます。
そのため、元日のまだ夜が明ける前にはご来光を拝みにくる観光客で勿巾里の海岸は、たくさんの人々で溢れます。
2023-09-22
ウルサン広域市ウルジュ郡サンブク面チョンスゴルギル175
神仏山(シンブルサン)瀑布自然休養林は嶺南(ヨンナム)アルプスで2番目に高い峰・神仏山(標高1,159メートル)の山麓にある休養林施設です。渓谷には特徴的な形をした岩や石、そして様々な種類の樹木があり、太古の神秘さを感じさせます。渓流は水量が大変豊富で、訪れる人々に癒しをもたらしてくれます。神仏山瀑布自然休養林は上段休養林と下段休養林に分かれています。
上段休養林
上段休養林には丸太で造られた5棟の「森の中の家」と客室16室の「山林文化休養館」があります。上段休養林の施設は神仏山の中腹辺りにあり、ススキの群生地として有名な肝月(カヌォル)峠や神仏山へのベースキャンプとしての役割を果たしています。静かな雰囲気の中で休養することができます。
下段休養林
下段休養林の施設は客室7室の「山林文化休養館」と「連立棟」1室で構成されており、さほど広くはありませんが、避暑地として人気があります。30分ほど歩いたところには「紬糸一束を解いても底につかない」と伝わる深い滝壺のあるパレソ瀑布があります。
2022-09-26
キョンサンナム道ヤンサン市ハブク面トンド7ギル68
迦智山道立公園と通度寺がある梁山市は密陽、蔚山、釜山に隣り合い、西側には洛東江が流れています。慶釜高速道路が市を南北に貫通するように通っていてどの地域からでも行きやすい場所にあります。
通度ファンタジアは通度カントリークラブを運営している(株)トンイルリゾートが一緒に運営している、嶺南アルプス・霊鷲山の下に位置した釜山、慶尚南道圏内最大のテーマ公園です。30以上もの遊戯施設に大型プール、自然湖、イベント広場、大型野外公演場などがあり多様なイベントも開かれます。
2023-05-10
蔚山広域市 蔚州郡 上北面 石南路557
「石南寺(ソンナムサ)」は、迦智山または石眼山という山の南方にあることから石南寺と呼ばれるようになったと伝えられています。1200年前の新羅、憲徳王16年(824年)に道義という僧により創建されました。以来、何度も修復を重ねましたが壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に焼失し、1674年に再建、1803年に修造されました。その後1957年以降に建物を一新。棟数は全部で30棟余りもあり、大韓仏教曹渓宗の傘下80社中、聞慶鳳巌寺とともに宗立特別禅院として広く知られています。
韓国の南宗禅の元祖である道義僧は37年間にわたる中国での修行を終えて帰郷しましたが、彼の革新的な理念は祖国では受け入れられませんでした。そのため雪嶽山にある陳田寺へ入り弟子を育てながらその時を待ち、迦智山へ降りてきて建てたお寺が石南寺です。ここは尼僧の修道所として多くの尼僧たちが修行をしています。またここにある3層石塔は824年に道義が国家の平安を願って造ったもので、もともと大雄殿の前にあったものを現在の場所に移しました。お寺の境内には道義の仏寺(宝物)、3層釈迦舎利塔、3層石塔(地方有形文化財)、石南寺水水槽(文化財資料)などが保存されています。
2020-03-27
慶尚北道 蔚珍郡 金剛松面 仏影渓谷路 880
+82-54-783-3167
太白山脈の名勝地である仏影寺渓谷の上流に位置する通高山自然休養林は、人の手があまり加えられておらず太古の神秘をそのまま残しています。渓谷の底と両側にある絶壁には白い光を放つ花崗岩が風化されて壮観な景色をつくりあげ、四方に分かれた水が大小様々な滝をつくって流れ落ちる先には多様な形をした小さな滝つぼがいくつも見えます。
周囲には新羅の真徳女王の時代に義湘大師が建てたという仏影寺に仏影寺渓谷、東海岸休養地、徳邱・白厳温泉などがあります。通高山自然休養林から寄り道をして紅葉の中で森林浴をした後、周辺の観光地にも足を延ばしてみると良い観光コースになることでしょう。
2024-09-23
慶尚北道 蔚珍郡 近南面 山浦里
+82-54-789-6923
蔚珍郡近南面山浦里にある望洋海水浴場近くの丘に位置しています。この辺りの風景は詩や絵画で多く描かれその美しさがうかがえます。朝鮮王朝の粛宗(朝鮮第19代王)が関東八景の絵を見てここを気に入り、「関東第一楼」という文を書いて送り望洋亭に飾るように言ったといいます。
高麗時代には望洋亭がここより北の望洋里にある県鐘山にありましたが1858年に現在の場所へ移され、1958年に修繕されました。周りを松林に囲まれた丘の下には白い砂浜があり王避川という川が海に向かって流れ、望洋亭からは広い海が一望できます。昔から夕日と月が綺麗に見える場所として有名で、朝鮮王朝時代は粛宗がよくこの場所を訪れ美しい景色を観賞した他、鄭徹、金時習などの有名な文人たちもこの風景を楽しんだといいます。王避川という名前も、ここに王が避難してきたからだとも言われていますが、避暑の地として王が訪れていた場所であったからと伝えられています。
望洋海水浴場は比較的水深が浅く幅も狭いですが、東海岸にある海水浴場の中では水温が高い方で、周辺には松の木が生い茂りとても静かで散歩するのに良いところです。波が穏やかな時は海の中にあるカメの岩が見えます。海水浴場周辺には天然記念物に指定されている聖留窟や仏影渓谷、海岸道路などの観光名所も多く、観光を兼ねた避暑地としてその名が知られています。
2021-12-28
慶尚北道 蔚珍郡 金剛松面 仏影寺キル 48
仏影寺(プリョンサ)は慶尚北道(キョンサンプクド)蔚珍郡(ウルジングン)蔚珍邑(ウルジンウプ)から西へおよそ20キロメートル離れた天竺山(チョンチュクサン)の麓にある三国時代の新羅の地に建てられた古刹で、この寺を中心に下院里(ハウォルリ)まで13キロメートルに渡り秘境ともいわれる仏影寺渓谷が続いています。
仏影寺は真徳女王5(651)年に高僧・義湘(ウィサン)大師によって建立された寺で、蓮池に仏様の影が映るということから仏影寺と名付けられました。寺は朝鮮時代に入り太祖5(1396)年になって火事により焼失してしまいましたが、その翌年に小雲(ソウン)大師が重建し、その後、1500年・1608年・1724年・1899年に重修が行われました。
駐車場から寺に向う参道は風水地理でいう山太極・水太極の明堂・素晴らしい場所となっており、大変魅力的なところです。尼僧の修行の場ですが寺の庭にある蓮池や蓮池のそばにある野菜畑が、寺を訪れる人々のこころを和ませてくれます。名勝に指定されている仏影寺渓谷は、渓谷を流れ下る清流や奇岩怪石、鬱蒼と生い茂る森が調和し、神秘的な姿を見せています。雪岳山(ソラクサン)の千仏洞(チョンブルドン)渓谷、五台山(オデサン)の武陵(ムルン)渓谷、宝鏡寺(ポギョンサ)渓谷など絶景で有名な渓谷に次ぐ雄大さ、華麗さがあり、こぢんまりとした景色が天竺山を背景に広がっています。
重要文化財
1 仏影寺応真殿(宝物)
2 仏影寺三層石塔(地方有形文化財)
3 浮屠(地方有形文化財)
4 仏影寺大雄宝殿(宝物)
5 仏影寺霊山会上図(宝物)
2024-04-07
チョンブク特別自治道 茂朱郡 茂豊面 九千洞路 530-62
+82-63-322-1097
茂朱九千洞の渓谷入口から近い徳裕山自然休養林は、奥まった静かな谷間にあります。カラマツやチョウセンマツが生い茂り、景色がとても美しく、休養林内の林山道は自転車で行き来することもできます。また、周辺には茂朱リゾート、徳裕山国立公園、羅済通門、茂朱揚水発電所など見どころが豊富です。
2024-04-07
チョンブク特別自治道 茂朱郡 雪川面 茂雪路 1324
+82-63-324-1155
茂朱(ムジュ)ホタルランドはホタルを体験・学習・観覧できるところです。この他、珍しい昆虫を見ることのできる昆虫博物館、ホタル研究所、青少年キャンプ場、ログハウス、ホタル生息地がある体験学習スペースもあります。また、ホタルランド内にある天文科学館では宇宙の誕生と歴史、太陽系、星座、宇宙環境についても学ぶことができます。茂朱郡のすばらしい環境の象徴ともいえるホタルやさまざまな昆虫類に関する生態研究および生息地の復元を行なうことで、茂朱ホタルランドは環境教育の拠点としての役割を果たしています。