2022-09-15
慶尚北道 永同郡 深川面 深川路5キル 5-1
深川(シムチョン)駅はKORAIL京釜線(キョンブソン)にある駅で、1905年1月1日に開業しました。
1920年には駅舎が新築されましたが、時代の流れは馬車から汽車へとシフトし、これに伴い鉄道も輸送力増強のため、深川駅付近の区間も複線化工事を実施、1934年に駅舎が移転し新築されたのが現在の深川駅の駅舎です。
深川駅駅舎は建築面積148.86平方メートルの一文字型の木造平屋の建物となっています。
切妻屋根の正面の待合室入口は、正面であることを強調した造りで、建物の線路側の出入口には雨よけの屋根を取り付け、立体感を引き立てた造りとなっています。
深川駅は地元・忠清北道(チュンチョンプクド)を代表する鉄道駅で、ソウルと釜山(プサン)を結ぶ京釜線(キョンブソン)の駅舎の中でも建築当時の原型を留めている駅舎の一つに数えられています。
駅の後ろには小高い山があり、正面には錦江(クムガン)が流れ、景色が大変素晴らしいところです。
近くには錦江の川縁にある陽山八景(ヤンサンパルギョン)があるほか、蘭渓(ナンゲ)国楽博物館、蘭渓国楽器制作村、蘭渓祠堂など国楽に関連する施設も数多くあります。
2021-08-12
全羅南道 麗水市 突山邑 突山路 3617-7
夜の帳が下りると、およそ50パターンの光できらびやかな姿に変身する斜張橋・突山大橋(トルサンテギョ)は、麗水(ヨス)の市街地の目の前の海に浮かぶ突山島(トルサンド)と市内中心部の陸地を結ぶ、地元・突山を象徴する連陸橋(離島架橋)です。
麗水の港と突山島の間に浮かぶ小島で国内唯一の水中の城と呼ばれる将軍島(チャングンド)は、その昔、倭寇の侵略に備え、1497年、全羅左道(チョルラチャド=現在の全羅南道[チョルラナムド])の水軍のトップ・節度使に任命された李良(イ・ヤン)が波の強いこの島に石を積み城郭を築きました。
倭敵、盗賊は強固な城郭が築かれたこの島に敢えて手を出すことがなかったことから、将軍島と呼ばれるようになりました。
突山島と将軍島の間は干満の差が激しい大潮の時期には、歩いて対岸に渡ることができ、現在はあまり多く残っていませんが、人が加工したと思われる痕跡が大きな石に残っており、古の将軍島の姿を思い描くことができます。
いまでは、美しい光があふれ、麗水港(ヨスハン)の海原と相まって異国情緒あふれる光景となっており、数多くの観光客が訪れる場所となっています。
突山島の高台となった突山公園から眺める突山大橋や将軍島の夜景は、光のページェントと美しい海原が相まって最高の景色となっています。
およそ1万5000人の住民が住む突山島(トルサンド)は、麗水市内と目と鼻の先ほどの距離にありますが、海に阻まれた島という地理的条件のため、長らく日常の生活や通学には毎日船を使わざるを得ない不便さがありました。
このような状況を解消するため、突山島と陸地を結ぶ橋を建設することに至り、1980年に橋の建設工事を開始、1984年12月15日に突山大橋が完成しました。
1984年の竣工時に行われた突山大橋竣工記念式は、現職の大統領まで参加する大きな行事となりました。
突山大橋の完成とともに、突山島側の橋の近くには突山公園が造られ、突山島にあるムスルモク海水浴場、冬柏(トンベク)海水浴場をはじめ、日の出・参拝の名所で落ち着いた雰囲気のある寺・向日庵(ヒャンイルアム)などもあり、麗水を代表する観光コースとなっています。
道路が陸地とつながり、地元・突山地域で栽培される農産物の流通も活発となり、突山名物のからし菜・突山カッは、からし菜キムチ・カッキムチの代名詞にもなっています。
突山大橋には2000年10月、八つのプログラムで繰り広げられるおよそ50パターンの色とりどりの光の演出が可能なライトアップ施設を設置、訪れる人々にきれいな夜景をプレゼントしています。
2022-09-19
キョンギ道パジュ市チャンダン面チェ3タンクルロ310
都羅山(トラサン)平和公園はDMZ(非武装地帯)ツアーで欠かすことのできない場所です。
都羅山平和公園は2002年の都羅山駅の一般開放が始まったころから計画され、4年後の2006年5月12日に着工、2008年6月13日には完工し、同年9月10日より正式オープンしました。特に「統一の森」は、平和を愛する地元・京畿(キョンギ)道民の寄付金や樹木の寄付で作られました。今後、都羅山平和公園は、青少年向けにDMZの歴史を通じ平和や生態の大切さを教える教育の場として利用していくほか、「平和を愛する出会いの場」としても活用していく予定です。平和公園には7,246平方メートルの韓半島の形をした生態池や627平方メートルの観察デッキがあり、DMZの自然生態を体験できます。園内にある352平方メートルの規模を誇る展示館では、都羅山の歴史やDMZ自然生態資料など最新の立体映像と通じて垣間見ることができます。
2022-09-23
キョンギ道パジュ市ムンサン邑イムジンガクロ148-53
臨津閣(イムジンガク)広場前の望拝壇(マンベダン)後方にある橋・自由の橋(チャユエタリ)。
1953年、韓国戦争で捕虜となった1万2,773人がこの橋を渡り南側へ帰還したことから、「自由の橋」と言われています。
元々京義線(キョンイソン)の鉄橋で、上下それぞれ1本ずつの橋がありましたが、韓国戦争中の爆撃により破壊され、橋脚のみ残っている状態でした。北に捕らえられた戦争捕虜を帰還させるため、臨津江(イムジンガン)下流(西)側の下り線にあった橋の橋脚に橋桁を架け、橋板を置いて復旧させ、この仮設の橋を完成させました。当時、捕虜らは車で京義線のこの橋の北端までやってきて、歩いてこの橋を渡りました。自由の橋は全長83メートル、幅4.5メートル、高さおよそ8メートルの規模を誇る橋です。
自由の橋は当時、木材を組んで造りましたが、特に荷重がかかる部分は鉄材も使いながら造りました。
仮設の橋であったため、建築的観点からはあまり素晴らしい点はありませんが、「自由への帰還」という象徴的な意味において、韓国戦争を代表する戦争遺産と言うべき橋です。
2020-11-10
慶尚南道 宜寧郡 正谷面 ホアムキル 22-4
湖岩(ホアム)生家は、三星(サムスン)グループ創業者で韓国の経済発展を牽引した代表的な企業家である湖岩・李秉喆(イ・ビョンチョル)先生が生まれた家です。1851年、湖岩先生の祖父が1,907平方メートルの敷地に伝統韓屋様式で自ら建てたもので、湖岩先生は幼年期を経て結婚し分家するまでの間、この家で暮らしました。一文字型の平屋の形態で建てられた生家は南西向きの平らな土地の上に建てられており、これまで何度も増改築が行われ、素朴で孤高な趣が漂う今日の姿に生まれ変わりました。現在の生家には、母屋、舎廊(サラン)チェ、大門(テムン)チェ、納屋の建物があり、こぢんまりとした土塀や岩壁に囲まれ、敷地の外と隔たれ、周囲には鬱蒼とした竹林が生い茂り、雰囲気のある景観を演出しています。
湖岩・李秉喆先生について
湖岩・李秉喆先生は1910年、慶尚南道(キョンサンナムド)宜寧(ウィリョン)で生まれました。1938年大邱(テグ)で三星商会を設立、以降、三星電子をはじめとした多くの企業を興し、韓国経済発展に大きな貢献をしました。
1961年には韓国経済人協会(全国経済人連合会の前身)の発足に参加し、初代会長に就任。1965年には企業の社会的責任や使命に対する確固とした信念を礎に三星文化財団を設立、韓国の精神的財産を豊かにする様々な事業を展開。1980年代には独自の洞察力と先見性により半導体産業に進出、韓国の最先端産業発展の基礎を作り上げ、事業報国、人材第一、合理追求の経営哲学の下、当時発展から取り残されていた韓国経済を今日まで牽引、韓国の経済発展をリードしてきました。
また、成均館(ソンギュングァン)大学の経営を通じた人材育成をはじめ、文化・芸術・マスコミなど社会各分野の発展に大きな業績と教訓を残しました。
2024-11-08
カンウォン特別自治道チュンチョン市チルチョン洞485
衣岩湖(ウィアムホ)スカイウォークは、衣岩湖に沿って作られた遊歩道のトゥルレ道にある展望台で、床が透明な強化ガラスでできており、まるで湖の上を歩くようなスリルを感じながら、衣岩湖の景観を満喫することができます。遊歩道を散歩したり、自転車で走ることもできます。
◎ 韓流の魅力に触れる旅の情報
NCTメンバーが独自のコンテンツ『NCT LIFE IN 春川&洪川』で初めてのミッションを遂行した場所です。遊歩道に隠されている3つのミッションをクリアしていく中で、怖がるドヨンをからかうメンバーの可愛い姿が目を引きました。
2024-11-19
忠清北道 丹陽郡 赤城面オッパウィキル10
丹陽郡赤城面にあるMANCHEONHA(マンチョンハ)スカイウォークは南漢江の絶壁から80~90メートル下の水面を眺めながら歩くスリルが味わえます。展望台までの螺旋区間では多方面から風景を鑑賞でき、展望台から見える尾根の向こうに南漢江の景色が広がります。展望台にあがると市内の全景と遠く小白山蓮花峰が一望でき、三方向に張り出す形態のスカイウォーク(長さ15メートル、幅2メートル)では高強度三重ガラスから透けて見える南漢江を見下ろしながら歩く体験が楽しめます。また展望台横には長さ980メートルのZIPWIRE、1,000メートルのALPINE COASTER、SLIDEといった体験施設も充実しています。
◎ 韓流の魅力に触れる旅の情報 – バラエティ『全知的おせっかい視点』
イ・ヨンジャが感謝牌を受け取り、チョン・ヒョンムとユ・ビョンジェがお祝いパフォーマンスを披露した場所です。番組ではイベントの会場として使われましたが、普段は丹陽の全景を一望できる展望台で有名です。景色だけではなく、様々なアクティビティも体験でき、観光客に人気を集めています。
2020-04-27
忠清南道 論山市 連山面 ソンビ路275番キル 31-2
湖南線(ホナムソン)開通とともに、蒸気機関車に水を供給するため、1911年12月30日に設置され、1970年代までおよそ60年間使われてきた、論山(ノンサン)連山(ヨンサン)駅給水塔。
給水塔の規模は高さ16.2m、床面積16.6平方メートル、給水塔容量は30トンを誇ります。
給水塔のそばにある井戸は幅2.8m、深さ8mで、給水塔に給水するため掘られた井戸です。
日帝強占期、全国各地に鉄道網を敷設した際、主要駅には蒸気機関車用の給水施設が建てられました。忠清南道(チュンチョンナムド)には西大田(ソテジョン)駅と江景(カンギョン)駅にも給水塔が造られましたが、現在はここ連山駅のみ残っています。
特に、連山駅の給水塔は唯一、花崗石を煉瓦のように加工し積み上げ造られ、その形態や大きさから独特な造りとなっています。
数多くある近代産業建築物の中でも給水塔はもっとも印象的な施設で、鉄道や産業開発の歴史においても重要な近代建築物となっています。
* 所有者:国土交通部
* 管理者:韓国鉄道施設公団
* 規模及び構造:高さ16.2m、床面積16.6平方メートル、給水塔容量30トン
2020-04-17
江原道 原州市 地正面 小金山キル 26
総延長334mの小金山(ソグムサン)つり橋の両端を結ぶ登山路を歩行デッキとブリッジで繋ぎ、艮峴(カンヒョン)渓谷の素晴らしい絶景を眺めることができるのが、ここ小金山スカイウォークブリッジです。
小金山つり橋とともに、地元・原州(ウォンジュ)のホットプレイスとなっています。 美しい景観とスリル感が共存する原州おすすめの観光スポットです。
2021-04-06
江原道 原州市 タルマジュン3キル 30
+82-33-733-1330
盤谷(パンゴク)駅は江原道(カンウォンド)原州市(ウォンジュシ)盤谷洞(パンゴクドン)にあるKORAIL(韓国鉄道公社)中央線(チュンアンソン)の鉄道駅です(廃駅)。盤谷駅の木造駅舎は2005年4月15日、登録文化財第165号に指定されました。盤谷駅の駅舎は中央線の歴史とともに歩んできました。1941年7月1日に駅の営業を開始、韓国戦争(1950~53年・休戦)や同戦争中の1951年にあった1.4後退の際には人民軍に盤谷駅の駅舎が掌握されたり、戦闘が行われたという歴史もあります。駅舎は2009年に美術館としても使われるようになり、地元住民の文化スペースとしての役割も果たしています。春には駅舎の前に立つ桜が満開となり、原州を代表する桜の名所となっています。