16.8Km 2021-09-14
江原道 江陵市 雲亭キル 63
船橋荘(ソンギョジャン)は、江原道(カンウォンド)地域で最もよい状態で残されている品格を感じる上流階級・士大夫(サデブ)の家屋です。
江陵市(カンヌンシ)から鏡浦(キョンポ)方面に4キロメートル程離れたところにある船橋荘は、朝鮮時代の上流階級の邸宅を代表する建造物で、国家指定重要民俗資料(現・国家民俗文化財)に指定されました。
船橋荘という名前は、鏡浦湖が現在の水面より広かった時代、湖の出入りに船を利用していたことから、この地域を船橋の村(船橋里=ソンギョリ)と呼んでいたことに由来しています。
船橋荘は朝鮮時代後期・朝鮮王朝第21代の王・英祖(ヨンジョ・1694~1776年)の時代の1703年、孝寧大君(ヒョリョンデグン)の子孫・李乃蕃(イ・ネボン/1703~1781年)が、イタチの群れを追いかけていたところ偶然見つけた風水地理的に素晴らしい土地・明堂(ミョンダン)に建てた邸宅で、現在でもその子孫が住んでいます。
延面積は1,051.24平方メートル(318坪)で、敷地入口の大門の左右に建つ長い行廊(ヘンナン=伝統的な屋敷で表門の両側にある部屋で、仕える者が居住)に囲まれた母屋や舎廊(サラン)チェ、東別堂(トンビョルダン)という家族が集まる部屋や祖先を祀る家廟(カミョ)などが整然と残っています。
門外には数百坪の広さを誇る池に浮かぶ活来亭(ファルレジョン)という東屋があり、また美しい庭もある完璧なまでの邸宅となっています。
船橋荘は建物のみならず、朝鮮時代後期の暮らしぶりや生活用品を研究する上でも大変貴重な史料となっており、周辺の景観と相まって、素晴らしい風景の場所です。
船橋荘の舎廊チェの建物は悦話堂(ヨラダン/ヨルファダン)と呼ばれ、この建物には朝鮮王朝の歴代の王の事績を詠った叙事詩『龍飛御天歌(ヨンビオチョンガ)』や高麗史など、数千冊に及ぶ書籍、書、絵画が収められています。
*母屋
母屋は1700年代に世宗(セジョン)大王の兄にあたる孝寧大君の10代目の子孫・李乃蕃が建立した建物で、船橋荘の建物の中で最も庶民的な造りとなっています。居間とその向かいの部屋の間には広い板の間があり、さらに台所が居間と床続きとなっています。
*悦話堂
悦話堂は男主人専用の舎廊チェの建物として李乃蕃の子孫・李厚(イ・フ)が純祖15(1815)年に建てました。
建物の悦話堂という名称は、中国の詩人・陶淵明の散文『帰去来辞』にある「悅親戚之情話」という一文からとって名づけたと言われています。
悦話堂は三段になった長台石の基礎に建てられた楼閣形式の建物で、非常に風情のある造りとなっています。
*東別堂
東別堂は母屋につながる形で主人専用に建てられた別棟の建物で、李厚の子孫に当たる李根宇(イ・グヌ)が1920年に建てた「フ」の字型の建物です。東側に2室、西側に1室のオンドル部屋を設け、建物前面には広々とした板の間が、建物後方と東側には小さな縁側があります。
*活来亭
活来亭は船橋荘の庭内に掘られた人工の池の中に造られた東屋で、純祖16(1816)年、悦話堂に次ぎ建てられました。活来亭という名称は、朱熹の漢詩『観書有感』の一文「爲有頭源活水来」から取られたものと言われています。活来亭の建物は、池の中に石の杭を打ち池の上に浮いているように建てた「フ」の字型の楼閣形式の東屋です。活来亭は側面の各柱とのすべての間が4枚からなる格子戸となっており、部屋と板の間をつなぐ廊下の脇には客人をもてなす茶室もあります。
*その他
母屋と悦話堂の間にある書斎と書庫を兼ねて使われていた西別堂(ソビョルダン)は、過去、焼失の憂き目にあいましたが、1996年復元に漕ぎつけました。建物の正面には行廊チェの建物があり、また建物の横には元々倉庫として使われていたものの、開化期になり西洋から入ってきた新しい学問を教育した東進学校(トンジンハッキョ)の跡があります。
16.8Km 2024-05-14
カンウォン特別自治道カンヌン市ユルゴンロ3139ボンギル24
「烏竹軒(オジュクホン)」は朝鮮時代の学者である栗谷・李珥(ユルゴク・イイ)と関連して有名になった江陵(カンヌン)地域の代表的な遺跡地です。烏竹軒は朝鮮時代初期の建築物で、建築史跡の面において重要性を認められて1963年に宝物に指定されました。ここにある夢龍室(モンニョンシル)で栗谷・李珥が生まれたとされています。
敷地内には烏竹軒をはじめ、文成祠(ムンソンサ)、舎廊(サラン)チェ、御製閣(オジェガク)、栗谷記念館、江陵市立博物館などがあります。文成祠は李珥の位牌堂であり、御製閣は李珥の著書で学問を始める者のために書き下ろした修身書「撃蒙要訣(キョンモンヨギョル)」と李珥が幼い時に使用した硯を保管するため建てられた遺品所蔵閣です。一方、栗谷記念館は李珥の著書や李珥の母親に当たる申師任堂(シンサイムダン)の遺作をはじめ、梅窓(メチャン)、玉山 李瑀(オクサン イ・ウ)など李珥の一族の遺品展示館となっています。江陵市は1961年から現在まで、毎年10月25日~26日に栗谷李珥を追悼する栗谷祭りを行っています。
16.9Km 2020-07-31
江原道 江陵市 鏡浦路393
+82-33-655-1130
チャムソリ蓄音機&エジソン科学博物館は、ソリ(音、Sound)が中心となった音楽博物館の性格を持つチャムソリ蓄音機博物館と、エジソンの発明品を軸にした科学博物館の性格を持つエジソン科学博物館という2つの特化博物館で構成されています。1982年、江陵市松亭洞でソン・ソンモク(設立者)館長が「チャムソリバン(チャムソリの部屋)」として設立して以来の歴史と伝統を持つ博物館で、主要な所蔵品はミュージックボックス、蓄音機、ラジオ、テレビ、自動車、エジソンの発明品など約5,000点となっています。
チャムソリ蓄音機博物館は、4つの展示館と専用音楽鑑賞室があり、さらに3階部分には鏡浦湖を眺めることのできる展望台があります。エジソン科学博物館は、1階と2階から成っており、エジソンの発明品や遺品、生活用品などが3つの展示館に展示されています。
16.9Km 2024-05-14
カンウォン特別自治道カンヌン市チャンヘロ514
江陵市内から北に6キロメートル、鏡浦台から1キロメートルのところにある鏡浦(キョンポ)海水浴場は、東海沿岸最大の浜辺として有名です。全長1.8キロメートル、面積1.44平方キロメートルの白い砂浜と、鬱蒼とした松林の調和が美しい海岸です。平均水深1~2メートルほどの遠浅の海水浴場で、毎年多くの人々がやって来ます。周辺には松林が茂り、海水浴と森林浴を同時に楽しむことができるため、夏の避暑地として人気があります。毎年夏になると夜に芸術祭が開催され、文化プログラムも多数行われます。鏡浦湖の周りで自転車をレンタルして楽しむサイクリングも人気があります。また、周辺には雪岳山、五台山国立公園があり、海・山・渓谷なども楽しめます。
16.9Km 2023-02-21
カンウォン道カンヌン市ユルゴクロ3139ボンギル24
「烏竹軒/市立博物館」には烏竹軒と江陵市立博物館があります。烏竹軒は朝鮮初期の建築物で、建築史において重要性が認められ、宝物に指定されています。烏竹軒の夢龍室という部屋で韓国の偉人である栗谷・李珥が生まれました。敷地内には烏竹軒を始め、文成祠、サランチェ、御製閣、栗谷記念館などがあります。江陵市立博物館は、嶺東地方の民俗資料や郷土遺物を収集・保管・研究・展示しており、伝統文化を継承発展させ、社会教育および市民の情緒形成に寄与する目的で設立されました。展示館は、嶺東地方で使用されていた生活道具や衣食住に関する物が展示されている「郷土民俗館」、江陵地域で出土した先史遺物や仏教遺物、陶磁器、書物、書画などが展示されている「歴史文化館」、そして石造物や嶺東地方の墓祭が復元された「野外展示場」で構成されています。
17.0Km 2022-05-18
江原道 東海市 墨湖津洞2-109
トッチェビゴルスカイバレーは東海の美しい風景を楽しめるよう墨湖灯台とウォルソ宅地の間にあるトッチェビゴルに各種体験施設を設けた景観とレジャースポーツを同時に楽しめる観光地です。 (「トッチェビ」は「トッケビ」の方言)
2021年5月にオープンしたトッチェビゴルスカイバレーは、体験施設「スカイウォーク」、「スカイサイクル」、「ジャイアントスライド」を中心に、食べ物や記念品を販売する「トッケビアートハウス」、チケット売り場などを併設しています。
広大な東海を望む高さ約59メートルのスカイウォーク、両側の構造物をつなぐケーブルワイヤーに沿って空中を走るスカイサイクル、約30メートルの筒状滑り台を滑り降りるジャイアントスライドは東海市の青空と海を背景にスリリングでエキサイティングな体験をかなえてくれます。
17.0Km 2024-10-30
カンウォンド カンヌンシ キョンポロ 463ボンギル30-5
+82-33-646-9999
ハイオーシャン鏡浦(キョンポロ)はカンヌン・鏡浦(キョンポ)海辺と鏡浦(キョンポ)湖の隣に位置したレジデンスホテルで、カンヌンの海と湖を抱いて眺めが美しい。 客室内で簡単な料理や洗濯が可能で、旅行客はもちろん、長短期出張客も多く訪れる。 レイクビュー客室からは穏やかな鏡浦(キョンポ)湖が鑑賞でき、デュプレックス客室はメゾネットタイプで構成されている。 ホテル1階朝食レストラン、2階テラスガーデン、8階ルーフトップガーデン、コンビニなどの便宜施設を備えている。
17.0Km 2021-04-03
江原道 ガンヌン市 ヘアンロ517
+82-33-644-3799
柔らかい豆腐料理が味わえる店です。江原道のガンヌン市に位置した韓食専門店です。代表的なメニューはスンドゥブです。
17.1Km 2024-07-30
カンウォンド カンヌンシ キョンポロ371(サムベクチルシブイル)ボンギル 35-22
+82-507-1315-0984
「コンパニーアムバイギョンポ」は、1943年に建てられた韓屋で、韓屋の美をそのまま生かして利便性を加えた愛犬同伴のペンションです。愛犬サロン内の愛犬スパ、大型犬用のドライルームを備えていて、1日1チームのみ予約可能で、プライベートに使用できます。