.0M 2024-01-11
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面チュサンジ里
「注山池(チュサンジ)」は1720年(景宗元年)8月に着工、その翌年の10月に完工した貯水池です。長さ200メートル、平均水深約8メートルとそれほど大きくはありませんが、どんなに日照りが続いても今まで水が干上がることはなかったといいます。
注山池には熱い火山灰がからみ合ってつくられた溶結凝灰岩という緻密で硬い岩石が下にあり、その上に非溶結凝灰岩と堆積岩が重なり全体的に大きな器のような地形を成しています。雨が降れば非溶結凝灰岩と堆積岩層でスポンジのように水を含んでおき少しずつ水を流すため、このように豊かな水量を維持することができたということです。
その他、注山池にはマルバヤナギが自生しており、その風景の美しさから多くの観光客がここを訪れます。岩石、水、木が調和し、四季折々の景色を演出する注山池は2013年に国家指定文化財名勝に指定されるほど非常に価値が高い自然遺産です。
出典:青松国家地質公園
2.9Km 2021-02-16
慶尚北道 青松郡 周王山面 注山池里 山124
+82-54-870-6111
チョルゴル(寺谷)峡谷は周王山(チュワンサン)からカメ峰、王居岩(ワンゴアム)に至る稜線の南東側にあるチョルゴル探訪支援センターからテムンタリまでのおよそ5キロメートルの区間(直線距離約3キロメートル)にあり、大変風光明媚な場所です。 チョルゴル峡谷は凝灰岩からできている地質の場所です。ここにある凝灰岩は高温で噴出し堆積した火山灰流凝灰岩で、高温となった火山灰や軽石がお互いくっつき形作られた溶結凝灰岩となっています。
溶結作用を経た凝灰岩は冷やされとともに体積が小さくなり垂直方向に割れ目が多く発達し、この割れ目に沿って岩石が崩壊し垂直絶壁となり、屏風のように長く広がる長い峡谷を形成するに至りました。チョルゴル峡谷では溶結レンズ(フィアメ)構造が発達していることから、火山の噴出場所を推定できる重要な証拠となっています。チョルゴル峡谷は人工の施設物を最小限にとどめた環境にやさしい探訪路で、早瀬にそってある飛び石の橋を利用して峡谷をトレッキングすることもできます。昔から雲水庵(ウンスアム)という寺があり、韓国語の固有語で寺を表す「チョル」と谷を表す「コル」を結びつけてチョルゴルという名称になりました。
出典:青松国家地質公園
5.4Km 2022-12-28
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面コンウォンギル226
大典寺(テジョンサ)は、新羅の文武王12年(672年)に義湘大師により建てられたと伝えられています。その後、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の際に火災に遭い、朝鮮顕宗13年(1672年)に再建され、現在まで使用されています。1976年に普光殿を補修する際には、1662年に作成された上梁文が発見されました。内部には毘盧子那仏が祀られています。
5.5Km 2024-09-24
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面コンウォンギル169-7
周王山(チュワンサン、720.6メートル)は、数多くの岩峰や深く秀麗な渓谷が美しい景観を織り成している韓国の3大岩山のひとつです。1972年5月30日に観光地に指定されて以降、1976年3月30日には12番目の国立公園に指定されました。公園の総面積は105.582平方キロメートルで、行政区域上では慶尚北道 青松郡と盈徳郡の2つの郡および5つの面に渡っており、北には雪岳山や五台山、南には慶州、西には俗離山や徳裕山などの国立公園が広がっています。数百メートルにもなる大きな石がまるで屏風のようにそびえ立っていることから、新羅の時代には石屏山と呼ばれていましたが、統一新羅末からは周王山と呼ばれるようになりました。周王山には4つの滝の他に洞窟、大典寺およびその付属の庵が散在しており、天恵の観光資源が豊富です。
5.5Km 2024-02-13
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面サンイ里サン24
周王山(チュワンサン)第1・2・3滝は、周王山鶴巣台(ハクソデ)の上にある3つの滝を指します。第1滝は龍湫(ヨンチュ)滝と呼ばれ、四方が岩に囲まれた峡谷の間を川が流れています。1キロメートルほど登るとチョルグ(臼)滝があり、その下に仙女湯(ソンニョタン)と呼ばれる滝つぼがあります。チョルグ滝の左側には、三つの滝の中で最も大きく壮大な龍淵(ヨンヨン)滝があり、二本の水流が流れ落ちるので、双龍湫(サンヨンチュ)滝とも呼ばれます。3つの滝を見ながら登ることができるトレッキングコースがありますが、険しくなく、誰でも気軽に歩けるようになっています。
6.0Km 2024-02-28
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面ネリョン里1
冬には暖かな風が吹き出し、夏には冷気が吹き出してくる季節に逆行するかのような摩訶不思議な現象が起こるオルムゴル(氷谷)。韓国のオルムゴルは慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)、慶尚北道(キョンサンプクド)義城(ウィソン)などおよそ20の地域にありますが、慶尚北道青松(チョンソン)にある青松オルムゴルは凝灰岩の岩が絶壁の下に堆積した場所にあります。このような絶壁の直下や山の斜面に岩石が堆積した地形を崖錐といいます。比較的厚く堆積している大小さまざまな岩の隙間へ入り込んだ空気は、地下の温度が低く湿気が高い環境の影響を受け、穴の下の方へと下っていきます。崖錐地形の地面の下へと入った空気は冷たく湿気の多い空気となり、その後再び岩の隙間を通り外へと抜けます。暖かく乾燥した外気とぶつかると、崖錐地形から外へ吹き出した冷たい空気の中に含まれる湿気が気化することにより、周りの外気の温度を下げ、オルムゴル、つまり氷穴現象が起こり冷たさを感じるようになります。また、オルムゴルの傾斜面が北向きとなっているため、陽差しがあまり差し込まないこともオルムゴルが形づくられる重要な要素のひとつとなっています。
一方、青松オルムゴルには素晴らしい水質の、健康にもよいと評判の湧き水が湧き出る場所もあるほか、宕巾峰(タンコンボン)の人工滝もあり、夏のシーズンの避暑地としても人気の場所となっています。
出典:青松国家地質公園
7.3Km 2024-02-13
キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面チュワンサンロ504
054-874-0066
ソンイガーデンは、周王山(チュワンサン)観光団地の近くにある韓国料理店です。新鮮な地元の農産物が使われたヘルシーな料理が味わえます。看板メニューはきのこの寄せ鍋で、様々なきのこが入っており、濃厚でありながらあっさりとしたスープが特徴です。周辺の観光スポットには、青松(チョンソン)白磁体験場や青松水石コットル博物館があります。
7.4Km 2024-08-05
キョンサンブクト チョンソングン チュワンサンロ 494
+82-54-874-9098
「HAHN BY SONO」は、青松観光地の内にある韓屋村で、昔の身分や地位に合う古宅8軒をそのまま再現しています。大監宅·令監宅·丞相宅は、庭と床が広く、部屋の数が多いです。生員宅·参奉宅は、素朴な一字型のわらぶき屋根の家であります。牛舎、物置、伝統台所等も昔の姿をそのまま再現しており、各家には現代式のトイレが設置されています。陶芸村、陶磁器の展示館、民俗博物館、花石博物館もあって多様な青松文化に接することができます。
9.9Km 2022-07-11
キョンサンブク道チョンソン郡チョンソン邑チュワンサンロ222
慶尚北道青松郡周王山国立公園入口に位置する「青松(チョンソン)民俗博物館」は、1999年に青松地域の文化や歴史、伝統を広く知らせる目的でオープンしました。博物館は地下1階、地上2階建て規模で、内部展示室と野外展示室、資料室、収蔵庫などから成っています。内部展示室では、様々な農家に関する民俗資料や、青松の歳時風俗の様子を見ることができます。また、青松白磁をはじめとする青松の庶民たちの日用品なども展示されており、青松の祖先たちの暮らしぶりをうかがい知ることができます。
野外展示室には、酒幕や水車、畑の番小屋、造山(災いや争いを避け、福が出て行くのを防ぐ山)、立石(石を積み上げる信仰のひとつ)など伝統的な村の姿が再現されており、昔の農業生活も体験することができます。博物館の周辺には、達基瀑布や清雲河川、松生里学生キャンプ場などがあります。
12.6Km 2022-07-25
慶尚北道 青松郡 青松邑 薬水キル 16
達基湧水(達基薬水湯/タルギヤクスタン)は今から遡ることおよそ130年前、水路工事を行っている最中に発見された湧き水です。シュワシュワと弾ける炭酸をはじめさまざまなミネラル成分を含んでおり、昔から胃腸病、婦人病、目の病などの疾病治療に効果があると伝えられてきました。
達基湧水のルーツは雨水から始まります。雨水が地表にしみ込み地下水となり、地下深いところにあるマグマから噴出する二酸化炭素と地下水が反応し、炭酸水に姿を変えます。炭酸水は地下の岩石に含まれるミネラル成分を溶かし、花崗岩や堆積岩の隙間を通って地上に湧き出し、現在の達基湧水の炭酸水として湧き出しています。
出典: 青松国家地質公園