観光 - 韓国旅行情報

仁興マウル(인흥마을)

仁興マウル(인흥마을)

2022-09-20

テグ広域市タルソン郡ファウォン邑インフン3ギル16
+82-53-668-3162

南平(ナムピョン)文氏(ムンシ)の中興の祖として知られる三憂堂(サムダン)文益漸(ムン・イクチョム)の子孫が大邱(テグ)の地に移り住んだのはおよそ500年前。そしてここ、現在の大邱広域市達城郡(タルソングン)の仁興(インフン)に定住したのはその18代目にあたる仁山斎(インサンジェ)文敬鎬(ムン・ギョンホ=1812~1874年)の時でした。
文敬鎬は文氏一族だけで村を作る計画を立て、元々、高麗時代の名刹・仁興寺(インフンサ)があった場所に居を構え、今日の仁興マウルの村を新たに作り上げたと言われています。
この先祖代々からの地に最初に建てられた建物は1820年前後に造られた斎室・龍湖斎(ヨンホジェ)で、現在の広居堂(クァンゴダン)のある場所にあたります。
邸宅として使い始めたのは1800年代後半で、当初は草葺屋根の建物でしたが、以降100年の歳月を経て今日の村が形作られました。
現在、およそ70軒あまりの瓦屋根の韓屋が村の中に整然と建ち並ぶこの村は、築200年未満の建物ではありますが、伝統的な慶尚道(キョンサンド)・嶺南(ヨンナム)地方の両班の家屋の形式を踏襲しており、村の作りと周囲の景観と相まって、他では見受けられない特徴ある村と言えるでしょう。

徳寿宮大漢門(덕수궁 대한문)

徳寿宮大漢門(덕수궁 대한문)

2024-03-06

ソウル特別市チュン区セジョンデロ99

大漢門(テハンムン)は、シチョン駅近くに位置している朝鮮の5大宮殿の一つである徳寿宮(トクスグン)の正門です。「大漢」という名前には、大韓帝国の永遠なる繁栄と発展を祈る意味が込められています。大漢門の前では毎日2回、守門将交代式が朝鮮の伝統的な服装と方式で年中実施されます。

金寧蛇窟[ユネスコ世界遺産(自然遺産)](김녕사굴 [유네스코 세계자연유산])

金寧蛇窟[ユネスコ世界遺産(自然遺産)](김녕사굴 [유네스코 세계자연유산])

2022-09-16

チェジュ特別自治道チェジュ市クヂャ邑マンジャングルギル34

金寧蛇窟(キムニョンサグル)は済州島北東側26キロメートル地点にある万丈窟(マンジャングル)付近に位置しており、ともに天然記念物に指定・保護されています。
金寧蛇窟の入り口は大きく開き、蛇の頭部を思わせ、深く中に入っていくほど蛇の体のようにだんだん細くなっており「蛇窟(サグル)」とも呼ばれており、神秘的な雰囲気を醸し出しています。

擲板庵(釜山)(척판암(부산))

擲板庵(釜山)(척판암(부산))

2020-04-11

釜山広域市 機張郡 長安邑 長安路 490-156

* 元暁大師の伝説が宿るところ、擲板庵*

澄んだ水が流れ、周囲から様々な音がそこはかとなく聴こえてくる韓国の寺。
一年を通じていずれの場所も素晴らしい風景で、なだらかな稜線の起伏があり、遠く東海(トンへ)の海まで眺められるここ、仏光山(プルグァンサン)もまた比べ物にならないほど素晴らしい風景となっています。
うっそうと生い茂る広葉樹の林に入ると、30分ほどで林の奥にある静かな場所にある庵にたどり着きます。足を止めてみると、奥ゆかしさを感じる香りとともに経を読む声が聞こえてきます。そうここが、悠久の古刹・擲板庵(チョクパナム)です。
仏様のようなふくよかな形をした山の頂の下にあるこの擲板庵は、新羅時代の高僧・元暁(ウォニョ)が673(新羅文武王13)年、長安寺(チャンアンサ)とともに創建した土窟で、元暁大師が神通力で、中国・唐の太和寺の数多くの大衆を救った「海東元曉拓板救衆」の逸話で特に有名な寺です。

「元暁僧侶が膳を投げ大衆を救った」(初暁擲板救衆)という宋高僧伝の記録は、擲板庵の由緒深き歴史を物語るものですが、それ以上に元暁の深い仏力が広く国の外まで伝わっていたことを示しています。伝えられているその逸話はこのような話です。
ある日の朝、西方の万里の外にある唐の法運寺には出家者・在家信者である四部の衆がいましたが、梅雨の大雨により寺の裏山が崩れてきているにもかかわらず、ずっと座っていました。これを神通力で知った元暁はその場にある膳を投げ、四部の衆をみな救ったといいます。 この言い伝えは、この擲板庵周辺一帯の多くの寺の創建とも深い関わりがあります。
擲板庵は創建当時、談雲寺(タムンサ)と呼ばれていましたが、1938年、韓国近代仏教を開創した鏡虛(キョンホ)大禅師により重修された後、長安寺に属する庵となりましたが、近年長安寺から外れ、独立した寺となりました。

澄み渡る空の下に広がる擲板庵は、悠久の歴史と創建の逸話と同様、その風景もまた大変素晴らしいものがあります。境内全体に日差しを浴びながら、長年この場所を守り続けている擲板庵は、今ではひっきりなしにやってくる登山客のかけがえのない憩いの場としても利用され、またこの一帯最高の素晴らしい水が湧き出す寺としても有名です。
しかし静かに目を閉じてじっとしていると、1400年前この場所に満ち溢れた仏の光の奥深さをも感じさせてくれる、そんな寺です。

ズワイガニ元祖 車踰漁村体験村(대게원조 차유어촌체험마을)

ズワイガニ元祖 車踰漁村体験村(대게원조 차유어촌체험마을)

2021-05-27

慶尚北道 盈徳郡 丑山面

この漁村の近海から獲れる蟹の足が竹に似ていることから「テゲ(竹蟹)」と名づけられたズワイガニ。この村も盈徳ズワイガニ元祖村として命名されるなど、蟹とは切っても切れない関係です。
景汀2里「スグノミ村」は11世紀中期(1060年頃)に寧海府使が馬に乗って町を巡視し峠を越える際にこの町の形を見て牛馬車の荷鞍のように見えたことから牛車の「車」と越えるの「逾」を取り、チャユ(車踰)と名づけられました。

智異山万福台(지리산 만복대)

智異山万福台(지리산 만복대)

2024-04-07

全羅南道 求礼郡 山洞面、チョンブク特別自治道 南原市 山内面 徳洞里
+82-61-780-7700

求礼郡山洞面と南原市の境目にある智異山西部の峰「万福台(マンボクテ)」は、その名の通り、福々しい山で、なだらかな丘陵を形成しています。万福台は智異山でも広大なススキ畑が広がる場所で、秋になると峰全体がススキ色に染まり、見事な壮観を演出します。春には山洞面山茱萸村で黄色い山茱萸の花を見て、万福台に上ったり、智異山温泉ランドに寄って温泉を楽しむのもよいでしょう。

済州 善屹里 ペンディ窟 [ユネスコ世界遺産(自然遺産)](제주 선흘리 벵뒤굴 [유네스코 세계자연유산])

2022-12-26

チェジュ特別自治道チェジュ市チョチョン邑

ペンディ窟は、世界で最も複雑な部類に入る迷路型洞窟で、全長4,481メートルを誇る溶岩洞窟です。
溶岩流が平らな大地の上を複雑な経路を辿り断続的に流れ形成される迷路型溶岩洞窟の生成過程を明かすことができる重要な学術的価値のある洞窟です。
また、地表の近くに生成され、洞窟の天井と地表の間の厚さが大変薄く、陥没した洞窟の入口がいくつもあります。
洞窟内部には至るところに二層、三層となった洞窟構造や溶岩石柱、溶岩橋といった洞窟地形が発達しているのも特徴で、万丈窟などとともに世界自然遺産に登録された溶岩洞窟のひとつとなっています。

面積:236,728平方メートル
所有者: 国有及び私有

※拒文オルム溶岩洞窟系のうち世界自然遺産に指定された洞窟は、ペンディ窟、万丈(マンジャン)窟、金寧(キムニョン)窟、龍泉(ヨンチョン)洞窟、タンチョムル洞窟です。

済州タンチョムル洞窟[ユネスコ世界遺産(自然遺産)](제주 당처물동굴 [유네스코 세계자연유산])

2021-07-31

済州特別自治道 済州市 旧左邑 月汀里

タンチョムル洞窟は済州市(チェジュシ)から国道1132線で東におよそ27キロメートル進んだ場所にあります。
タンチョムル洞窟は、火山活動により地下3キロメートルほどのところに形成された溶岩洞窟で、32万年前に作られたものと推定されています。
洞窟は自然の入口がなく、外部に露出していないため、洞窟の姿がそのまま保存されています。
タンチョムル洞窟は溶岩洞窟ですが、洞窟の上の地表面に堆積した貝砂の石灰成分により作られた二次生成物により、石灰洞窟を彷彿とさせる洞窟となっています。
つららのような形をした鍾乳石や洞窟の床から突出し形成された石筍、そして鍾乳石と石筍が交わり柱となった石柱など、洞窟の生成物が非常に発達しており、特に細長い鍾乳石や柱状の石柱が洞窟全体に渡って大きく発達しています。
タンチョムル洞窟は小規模の洞窟でありながら、洞窟内の二次生成物の種類が大変多種多様で、地質学的価値が高いため、天然記念物に指定し保護されています。

面積:857平方メートル
所有者:パク・スノク氏ほか5人

※拒文オルム溶岩洞窟系のうち世界自然遺産に指定された洞窟はペンディ窟、万丈(マンジャン)窟、金寧(キムニョン)窟、龍泉(ヨンチョン)洞窟、タンチョムル洞窟です。

龍泉洞窟[ユネスコ世界遺産(自然遺産)](용천동굴 [유네스코 세계자연유산])

2021-07-30

済州特別自治道 済州市 旧左邑 月汀里

龍泉(ヨンチョン)洞窟は、済州島(チェジュド)溶岩洞窟の中で最も典型的な形態の大型洞窟(全長約2470.8メートル+α)で、長さ約140メートルのロール状溶岩をはじめ、溶岩段丘、溶岩棚、溶岩滝などの微地形や生成物が特徴的で大変よく発達しています。
特に、鍾乳管、鍾乳石、石柱、平定石筍、洞窟珊瑚、洞窟真珠など炭酸塩生成物が多種多様に発達しており、大規模の洞窟湖があるなどほかにはない特異な溶岩洞窟として学術的・景観的価値が非常に高い洞窟となっています。このほかにも土器類や動物の骨、鉄器、木炭といった外部から入ってきたと思われるものが洞窟内に広範囲に分布しており、洞窟としての価値がさらに高まっています。

面積:477,519平方メートル
時代:先史時代
所有者:国・公有、私有

※拒文オルム溶岩洞窟系で世界自然遺産に指定された洞窟は、ペンディ窟、万丈(マンジャン)窟、金寧(クムニョン)窟、龍泉(ヨンチョン)洞窟、タンチョムル洞窟です。現在、万丈窟以外は立入禁止となっています。

洗美苑(세미원)

2023-01-19

京畿道 楊平郡 楊西面 楊水路 93

京畿道楊平郡にある水と花の庭園「洗美苑(セミウォン)」は、歴史と文化が共存する自然浄化公園として生態環境教育、体験教育、展示活動を兼ねた複合文化空間をめざしています。6万2千坪の庭園では水質浄化能力に優れたハスを主に植栽し、漢江の水を浄化するのにも貢献しています。ハスの花が満開になる夏が一番美しい他、季節ごとに楽しめる庭園づくりがされており、四季を通じて見どころを提供しています。また、洗美苑蓮華博物館では、ハスの花という単一テーマのもと、関連生活用品や古書などの遺物を展示しています。