観光 - 韓国旅行情報

頭輪山道立公園(두륜산도립공원)

頭輪山道立公園(두륜산도립공원)

2023-02-10

チョンラナム道ヘナム郡サムサン面テフンサギル400
+82-61-530-5543

頭輪山(トゥリュンサン)は寺院や遺跡などが多く、自然景観がすぐれた韓半島の最南端にある高さ700メートルの山です。暖帯性常緑沿葉樹や温帯性落葉広葉樹が森を成し、植物分布学的にも大変価値のある山とされている他、ススキの茂る様子や8つの峰が連なる様子、頂上から見る多島海の様子など、美しい風景も見どころです。またこの山には544年に阿道和尚が建てた大興寺もあり、西山大師とも関連する由緒あるところで、寺の中にある鬱蒼とした森が色づく秋や椿などの時期が観光客の多いシーズンです。

瑞山海美邑城(서산 해미읍성)

瑞山海美邑城(서산 해미읍성)

2021-08-18

忠清南道 瑞山市 海美面 南門2路143
+82-41-661-8005

海美邑城(ヘミウプソン)は、朝鮮時代の代表的な邑城に挙げられています。邑城とは、邑を囲んで建てられた平地城で、海美邑城以外にも高敞邑城、楽安邑城などが有名です。海美邑城は1491年に完成した石城で、周囲約1.8キロメートル、高さ5メートル、総面積196,381平方メートル(約6万坪)の大きな城で、東、南、西に3つの門楼を持っています。最近復元作業が進められ、社稷公園が造成されました。この地は、朝鮮末期のカトリック信者の殉教聖地として有名な場所です。カトリック迫害当時、官庁があった海美邑城では忠清道の各地域で多くの信者が捕まり拷問を受けて殺されました。時に1866年の迫害の際には、1,000人余りががこの地で処刑されたといわれています。城内の広場には大院君執政当時に逮捕されたカトリック信者が監禁されていた監獄址や、木の枝にぶら下げられてひどい拷問を受けたエンジュの木が立っています。城門の外の道路沿いには、エンジュの木にぶら下げられて拷問を受けながらも、屈しなかった信者を石の上に強く打ちつけて殺害した時に使われたという縄で縛られた石があり、カトリック信者の巡礼地となっています。城壁の周囲にはカラタチの木を植え、城を敵の兵士から守ったといわれていますが、現在はほとんどその姿を見ることができなくなりました。

慶州 鶏林(경주 계림)

慶州 鶏林(경주 계림)

2023-01-18

キョンサンブク道キョンジュ市キョ洞

瞻星台と月城の間に位置しており、史跡に指定されています。慶州金氏の始祖、閼智が誕生したという伝説がある由緒ある場所で、このような話が残されています。新羅脱解王の時に、瓠公がこの林の中で鶏の鳴き声を耳にしたので、声が聞こえる方に近寄ってみると、木の枝に金の装飾がほどこされた櫃が引っかかって、光を放っていました。このことを王に話すと、王は自ら林へ行き櫃を下ろし、ふたを開けると中から男の子が出てきたので、この子の姓を金、名前を閼智とつけ、もともと始林、鳩林と呼ばれていたこの林のことを「鶏林(キェリム)」と呼ぶようになったと伝えられています。鶏林は、新羅の国号としても使われました。丸く広がっている林には、ケヤキの木などの古木が鬱蒼と茂っており、北から西にかけては小川が流れています。王は閼智を皇太子に任命しましたが、後に朴氏王族である婆娑王に王位が継承されたため、王位に就くことはできませんでした。後の時代、奈勿王の時より新羅金氏が王族となりました。境内にある碑は1803年に建てられたもので、金閼智誕生についての記録が刻まれています。大陵苑-鶏林-半月城と続く散策路の周辺には春になると黄色いアブラナが咲き、趣を一層深めてくれます。

慶州 皇龍寺址(경주 황룡사지)

慶州 皇龍寺址(경주 황룡사지)

2024-09-23

慶尚北道 慶州市 臨海路64-19

「皇龍寺址(ファンリョンサジ)」は慶州市九黄(クファン)洞に位置しており、芬皇寺の前に広がる広大な敷地に残されている遺跡です。
ここは新羅最大の寺院であり、護国の大寺刹として古新羅の仏教文化の精髄が見られる由緒深い寺刹址です。善徳女王がこの地に塔を建ててから23年後、新羅は三国統一し、このことから多くの人々が「新羅の三国統一はこの塔の霊験である」と歴史書に記録しています。かつて新羅三宝と呼ばれる宝物のうちの2つである金堂三尊丈六像、九層木塔が皇龍寺に所蔵されており、また新羅最大の鐘も置かれていましたが、蒙古軍の侵攻によって失ってしまいました。皇龍寺は慈蔵や元曉などの新羅時代の最高の高僧たちが説法を説いた場所で、真興、真平、善徳、憲康、真聖女王などの帝王たちが自ら彼らの説法を聞くために訪れました。1969年7月にこの地を発掘調査した際、金堂、講堂、塔地が発掘されたことをはじめとし、1976年3月から8年間に渡る発掘作業により独特の配置を持つ一塔三金堂式だったことが明らかになり、4万点余りの遺物が出土しました。この際、建物の基礎となる土台をはじめとする下部構造は確認されましたが、建物の上部家具材は正確に考証することができないため、建物全体の復元には至っておらず、土台部分だけが復元されました。発掘された遺跡地から現れた寺院の総面積は8,800坪に至り、これは仏国寺の約8倍の広さに相当します。現在、皇龍寺址は史跡に指定されています。

広徳寺(天安)(광덕사(천안))

広徳寺(天安)(광덕사(천안))

2021-11-22

忠清南道 天安市 東南区 広徳面 広徳寺キル30

広徳寺(クァンドクサ)は新羅の善徳女王の時代(637年)に慈蔵律師が創建し、興徳王の時(832年)に珍山和尚により再建されました。牙山市と天安市の境界になっている広徳山(699.3メートル)の東南方向、太華山(455.5メートル)の西南側の山裾にあります。一柱門の表側には「太華山広徳寺」、裏側には「湖西第一禅院」と書かれた扁額がかかっていて僧の禅の修行道場であることを示していますが、それはひっそりとした雰囲気からも感じられることでしょう。朝鮮時代初期に第7代の王である世祖が病を治すべく通ったとも伝えられていて、壬辰倭乱以前は忠清、京畿地域で最も大きな寺の1つとして数えられるほどの勢力を誇っていました。しかし壬辰倭乱で寺は焼失してしまい、現在かつての栄華を直接確認することはできません。大雄殿、冥府殿、千仏殿など大部分の建物は近年になって再建されたものです。
大雄殿の近くにある宝華楼の前には樹齢数百年になるクルミの木が、また尞舎の隣にも大きなクルミの木があることから、広徳寺には古くからクルミの木が自生していたことがうかがわれます。
境内は品良く整備されています。特に参道横を流れる渓流のそばには高名な僧である法頂の手による「無所有」ということば書かれた立札が立っています。「私たちの目標は豊に所有することではなく、豊に存在することである。生の量が問題なのではなく、生の質こそを問わねばならない」という一節が広徳寺を訪ねる人びとの心をきれいにしてくれます。

艮絶岬灯台(간절곶 등대)

2023-10-17

ウルサン広域市ウルジュ郡ソセン面カンジョルゴッ1ギル39-2

韓半島で日の出が一番早い場所、蔚州郡西生面大松里の「艮絶岬(艮絶串カンジョルゴッ)」は、東海岸で一番先に昇る太陽を観察することができます。迎日湾の虎尾岬よりも1分早く、江陵市の正東津よりも5分も早く日の出を迎える場所で、その光景は壮観です。蔚山地域の鎮下海水浴場、西生浦倭城と共に、新しい名所として脚光を浴びている場所です。艮絶岬灯台は蔚山南部循環道路の入口から20分ほど離れた場所に位置しています。

現代重工業蔚山工場(현대중공업 울산공장)

2019-07-02

蔚山広域市 東区 方魚津 循環道路1000
+82-52-202-2232~5

最大の造船所でその大きさを実体験

「現代重工業」は、世界最大規模の造船会社で韓国の経済発展に大きく貢献てきました。見学プログラムは峨山記念展示室と現地見学で構成されています。展示室では現代の発展記と初代会長・鄭周永(チョン・ジュヨン)氏の一代記を見ることができます。また、現地見学では想像を超える巨大な船舶製造過程を見ることができます。

金山寺(金堤)(금산사(김제))

2024-04-08

チョンブク特別自治道キムジェ市クムサン面モアク15ギル1

母岳山(モアクサン)道立公園の入口にそびえ立つ金山寺は百済法王元年(599)に創建され、776年に真表律師が改築して大伽藍の体裁を備えました。境内には国宝に指定されている弥勒殿をはじめ指定文化財約10点があり、それ以外にも付属建物が多く、湖南地方随一の古寺に数えられています。木造の弥勒殿は韓国唯一の三層法堂で、外からは三階建てに見えますが中は吹き抜けになっています。春には山の入口から金山寺まで見事に咲いた桜を見に各地から集まってくる観光客で賑わいます。また、真冬でも信者が弥勒殿の弥勒菩薩像を訪ねて拝んだり、塔の周りをぐるぐる回ったりする姿を見ることができます。弥勒殿の弥勒菩薩像は屋内の立像としては世界最大とされ、三尊仏のうち中央の弥勒仏像が高さ11.82メートル、左右の仏像は高さ8.8メートルにもなります。1999年に開山1400周年を記念して建てられた1400周年記念館では、様々な文化イベントが開催されます。

主要文化財:弥勒殿(国宝)、露柱(宝物)、石蓮台(宝物)、慧徳王師真応塔碑(宝物)、金山寺五層石塔(宝物)、金山寺方等戒檀(宝物)、金山寺六角多層石塔(宝物)、金山寺幢竿支柱(宝物)、深源庵北崗三層石塔(宝物)、金山寺大蔵殿(宝物)、金山寺石燈(宝物)

麗水 白島(여수 백도)

2020-10-28

全羅南道 麗水市 三山面 巨文里

麗水の「白島(ペクト)」は、巨文島(コムンド)から東に28キロメートルのところに浮かぶ39の無人の島々で、大きく上白島と下白島に区分されています。多くの奇岩や絶壁があり、鷹岩、夫岩、兄弟岩、石仏岩などにはさまざまな伝説が伝わっています。天然記念物の黒鳩を始め、30数種類の鳥類が生息しており、風蘭、石斛、雪伊吹、椿、ホオノキなどの亜熱帯植物を含む353種類の植物分布が見られます。年平均海水温度は16.3度でオオアカサンゴ、ハナサンゴ、海綿など、170数種類の海洋生物が生息しています。白島は無人島で、生態保存のため上陸は禁止されており、遊覧船で島を一周しながら絶景を観賞することができます。

牙山 貢税里聖堂(아산 공세리성당)

2021-08-13

忠清南道 牙山市 仁州面 貢税里聖堂キル10
+82-41-533-8181

「貢税里聖堂(コンセリソンダン)」は、牙山湾と揷橋川に挟まれた仁州面貢税里の丘の上に建てられたカトリック大田教区の本堂です。初期の宣教師はこの付近から上陸し布教を始め1894年に教会が作られましたが、最初は民家を教会として使用していました。その後1897年に司祭館が建てられ、1922年に本堂が完工し忠清南道で初の本堂となり、公州、安城、温陽、屯浦の各本堂はここから分かれたものです。
敷地には丙寅迫害で殉教した3人の墓地、広さ130坪の本堂と司祭館、避静の家、和合室などがあるほか、樹齢数百年を数える欅の木をはじめとした木々が育っていてとても美しいカトリック教会となっています。
朝鮮時代、貢税里には牙山、瑞山、韓山をはじめ清州、玉川など39の郡の租税を集めソウルに漕運船を利用して送る貢税の番(コンセコッコジ)という役人がいました。