観光 - 韓国旅行情報

仏影渓谷(慶北東海岸国家地質公園)(불영계곡(경북 동해안 국가지질공원)

仏影渓谷(慶北東海岸国家地質公園)(불영계곡(경북 동해안 국가지질공원)

2022-11-10

キョンサンブク道ウルジン郡ウルジン邑プリョンゲゴンロ2758
+82-53-950-7996

仏影(プリョン)渓谷は蔚珍郡西面下院里から近南面杏谷里まで続く約15キロメートルの長い渓谷です。湾曲した渓谷と特異な形態を持つ岩石(プチョ(釈迦)岩、サラン(愛)岩)が調和し、美しい景観を演出しています。仏影渓谷は20億年前につくられた片麻岩から成っています。 片麻岩は地中深い所で非常に高い熱と圧力を受けて変形した岩石で、このような片麻岩があらわれたのは東海へ流れ出す渓谷の水が長時間にわたり片麻岩上の石を削ったためです。またここの片麻岩には長時間にわたって形成された地質作用の跡がよく保存されています。そのうち最も大きな特徴である白黒の縞模様(シマウマ柄)や眼球構造を持つ片麻岩(眼球片麻岩)は地中の深い所でつくられる際、一緒につくられました。縞模様構造は高い熱によって岩石の白い成分と黒い成分が分離した後、強い圧力に押されて白い帯と黒い帯が生じる際につくられ、眼球のような構造は白い成分同士お互いに団結してつくられます。

聖留窟(慶北東海岸国家地質公園)(성류굴(경북 동해안 국가지질공원))

聖留窟(慶北東海岸国家地質公園)(성류굴(경북 동해안 국가지질공원))

2024-01-04

キョンサンブク道ウルチン郡クンナム面ソンニュグルロ221

韓国の観光洞窟である聖留窟(ソンニュグル)(天然記念物)は概ね北東-南西方向に発達した石灰洞窟。全体の長さは約870メートルで、そのうち270メートルが開放されています。洞窟の中には石灰洞窟でよく見られる鍾乳石、石筍、石柱、洞窟真珠などの様々な洞窟生成物があります。聖留窟では、韓国の他の石灰洞窟とは異なり、破壊された石柱と水中に沈んでいる石筍を見ることができます。破壊された石柱は中央部がずれていますが、これは石柱が作られた後に発生した地震によって地面が揺れたためです。石筍は洞窟の天井から水滴が床面に落ちて形成されるため、水中では大きくなりません。したがって、水中に沈んでいる石筍は、過去に水の外で形成された後、水位が高くなるにつれて沈んだとみられ、これは水中の石筍が東海岸の水位が低かった氷河期に形成されたことを物語っています。 (出典:慶北東海岸地質公園)

慶州 月城(半月城)(경주 월성(반월성))

慶州 月城(半月城)(경주 월성(반월성))

2021-06-25

慶尚北道 慶州市 仁旺洞

新羅の宮(金城)があった城で、丘の上に土と石を混ぜて半月状に積んで造られた城です。半月状に造られたことから半月城(パンウォルソン)または月城(ウォルソン)と呼ばれています。
韓国の有名な歴史書である『三国遺事』によると、新羅の4代大王・昔脱解は、この地が慶州で一番の明堂(王が臣下の謁見を受ける宮殿)であることを知り、ある貴族からこの地を奪い半月城を築いたといわれています。このことがきっかけで、新羅の第2代大王だった南解王に気に入られ、第4代大王の地位を手に入れたそうです。その後、新羅最後の王である第56代敬順王までの約900年間、この地は新羅を統治した重要な役割を果たしました。今では華麗で荘厳だった宮廷の姿はなく、空き地と化していますが、新羅時代には数多くの建築物が存在していたと伝えられています。

皐蘭寺(皐蘭湧水)(고란사(고란약수))

皐蘭寺(皐蘭湧水)(고란사(고란약수))

2021-11-26

忠清南道 扶余郡 扶余邑 扶蘇路1-25
+82-41-830-2623

白馬江の川岸に位置する皐蘭寺(コランサ)は、百済末期に建てられたものと推定されています。百済の王が休息を取るための東屋だったという説もあれば、百済が滅亡するときに落花岩で身投げした三千人の宮女の精神を後世に伝えるために建てられたという説もありますが、皐蘭寺についてのはっきりした記録は残されていません。寺の後方にある岩の間には皐蘭井という井戸があり、井戸の上にある岩の間には皐蘭草が生えています。百済の王は1日に1回、皐蘭井から湧き出る水を飲んでいたといわれ、水を汲みに行く家来は、皐蘭草の葉を水に浮かべて皐蘭井で汲んだ水であることを証明しました。
この地は白馬江の美しい景色を観賞するのにこの上なく素晴らしい場所です。白馬江の遊覧船に乗って水上の情趣を楽しむのもよい思い出となるでしょう。

注山池(青松国家地質公園)(주산지(청송 국가지질공원))

注山池(青松国家地質公園)(주산지(청송 국가지질공원))

2024-01-11

キョンサンブク道チョンソン郡チュワンサン面チュサンジ里

「注山池(チュサンジ)」は1720年(景宗元年)8月に着工、その翌年の10月に完工した貯水池です。長さ200メートル、平均水深約8メートルとそれほど大きくはありませんが、どんなに日照りが続いても今まで水が干上がることはなかったといいます。
注山池には熱い火山灰がからみ合ってつくられた溶結凝灰岩という緻密で硬い岩石が下にあり、その上に非溶結凝灰岩と堆積岩が重なり全体的に大きな器のような地形を成しています。雨が降れば非溶結凝灰岩と堆積岩層でスポンジのように水を含んでおき少しずつ水を流すため、このように豊かな水量を維持することができたということです。
その他、注山池にはマルバヤナギが自生しており、その風景の美しさから多くの観光客がここを訪れます。岩石、水、木が調和し、四季折々の景色を演出する注山池は2013年に国家指定文化財名勝に指定されるほど非常に価値が高い自然遺産です。

出典:青松国家地質公園

珍島 雲林山房(진도 운림산방)

珍島 雲林山房(진도 운림산방)

2023-03-21

チョンラナム道チンド郡ウィシン面ウンリムサンバンロ315

書画芸術が発達した珍島(チンド)で代表的な書画芸術家として数えられる人物といえば、朝鮮時代後期の南画(ナムガ)の大家・小痴(ソチ)許錬(ホ・リョン)。許錬は、唐の南宋画や水墨山水画の先駆け的存在である王維の名前から取って、許維(ホ・ユ)と名乗っていたことでも知られる人物です。雲林山房(ウンリムサンバン)とは書画のための画室の堂号です。珍島邑の東側には尖察山(チョムチャルサン)、南東には双渓寺(サンギェサ)があり、その双渓寺のすぐそばに雲林山房があります。

雲林山房には、「コ」の字型の瓦屋根の家屋・雲林山房や、その裏手の草葺屋根の建物、新たに建てられた記念館などがあります。雲林山房の前には五角形をした池があり、真っ白なスイレンの花が咲くことで知られています。その池の真ん中には直径6メートルの円形の島があり、百日紅(サルスベリ)の木が植えられています。

小痴・許錬先生は1809年、現在の全羅南道珍島郡珍島邑山双井里で生まれ、幼い時から絵の才覚があったといわれています。28歳からは海南(ヘナム)大芚寺(テドゥンサ)の一枝庵(イルジアム)に寄居していた僧・艸衣禅師(チョウィソンサ)に教えを請い、30代前半に艸衣禅師の計らいでソウルへ上京し、朝鮮時代後期の著名な書画家・秋史(チュサ)金正喜(キム・ジョンヒ)から本格的に書画の指導を受け、南画の大家として成長を遂げました。王室の絵画を描き、さまざまな官職を歴任しましたが、師である金正喜が亡くなると、ソウルでの生活に区切りをつけ、珍島に帰郷して雲林山房を建て、そこで作画に没頭しました。雲林山房はまた許錬の三男・ 米山(ミサン)許瀅(ホ・ヒョン)、孫に当たる南農(ナムノン)許楗(ホ・ゴン)が南宋画の系譜を引き継ぎ、創作にあたった場所で、一族の毅斎(ウィジェ)許百錬(ホ・ベンニョン)が絵画に親しんだ場所でもあり、韓国・南画の聖地とも呼ばれています。

長い間放置されていた雲林山房でしたが、1982年、孫の許楗の手により、現在の姿へと復元するに至りました。画室内には許氏一族三代の絵画の複製画が展示されており、新たに建てられた小痴記念館には雲林山房三代の作品や、水石、陶磁器などが展示されています。なお、雲林山房は全羅南道記念物に指定されています。雲林山房という名称は、尖察山を頂点に周囲に聳える峰々が形作る深い谷山に、早朝や夕刻時に立ち込める霧が雲のようであることからつけられました。

双渓寺(珍島)(쌍계사(진도))

双渓寺(珍島)(쌍계사(진도))

2024-09-23

全羅南道 珍島郡 義新面 雲林山房路299-30
+82-61-542-1165

珍島のほぼ中心部にある尖察山(チョムチャルサン、標高485メートル)を北にして、両脇に渓谷が流れる場所に位置している双渓寺(サンゲサ)は、857年に道詵(ドソン)国史によって創建され、その後1648年に義雄の手によって再建されました。こぢんまりした山寺で、樹齢100年を越す朝鮮時代のビャクシンの木をはじめとし、桜の木、柿の木のような大きな木々の間に、平たい石を敷き歩道を作った庭園が印象的です。
寺の裏手にある渓谷に沿って10分ほど上ると、天然記念物に指定された50余数種の常緑樹林3,700坪が広がっています。寺の南方には、朝鮮時代末期に有名だった画家、許維先生が生活していた雲林山房が隣接しています。

東鶴寺(동학사)

東鶴寺(동학사)

2023-05-11

忠清南道 公州市 反浦面 東鶴寺1路462

東鶴寺(トンハクサ)は公州(コンジュ)からおよそ25キロメートル、大田(テジョン)から8キロメートル離れた忠清南道(チュンチョンナムド)公州市(コンジュシ)反浦面(パンポミョン)鶴峰里(ハクポンニ)にあります。
鶏龍山東側の谷に囲まれた千年の古刹「東鶴寺」は韓国で最も古い最初の比丘尼講院(別名・僧伽大学)として、約150人の尼僧が仏様の一代時教及び修行と布教に必要な諸般の教育を受け、精進している由緒ある道場です。
東鶴寺の背後には風光明媚な文筆峰の頂があり、また経論を講義する大講伯が多く輩出されたところとしても有名で、東鶴寺から聞こえる尼僧のお経を読む声はきれいな渓谷を流れる水の音と一体となり、静かな山寺にその清らかさを加えています。
周辺には数多くの景勝地があり、交通の便もよく、鶏龍山周辺にある観光地のなかでも東鶴寺は数多くの人々が訪れる場所となっています。特に朴亭子(パクチョンジャ)三叉路から東鶴寺に至るおよそ3キロメートルの道は桜並木となっており、春になると桜並木のトンネルが素晴らしい景観となります。1993年から毎年、東鶴寺春花祭りが開催されています。

水気海岸(수기해변)

2022-07-08

インチョン広域市ウンジン郡プクト面シドロ86ボンギル291-48
+82-32-899-2253

仁川(インチョン)広域市甕津郡(オンジングン)の矢島(シド)にある水気(スギ)海岸は、ソウル首都圏からのアクセスが便利な海水浴場です。
矢島は仁川国際空港がある永宗島(ヨンジョンド)と江華島の間にある総面積2.4平方キロメートルの小さな島で、近くの海水浴場に比べ物価も安く、物静かな場所となっており、キャンプを楽しむ家族連れの人々が多く訪れます。
水気海岸には、以前、KBSドラマ『フルハウス』の撮影セットがあり、ドラマの重要な場面が撮影されましたが、現在はそのセットは撤去されてしまいました。
矢島は、信島(シンド)、茅島(モド)との間に離島架橋が架けられており、車や徒歩で三つの島々を観光できます。

安国寺(茂朱)(안국사(무주))

2024-04-07

チョンブク特別自治道 茂朱郡 赤裳面 山城路 1050
+82-63-322-6162

赤裳山城(チョクサンサンソン)に唯一残る名刹・安国寺(アングクサ)は高麗時代の忠烈王(チュンニョルワン)3(1277)年に月印(ウォリン)和尚によって建立されたといわれているお寺です。
朝鮮時代の光海君6(1614)年には赤裳山城内に史閣が、仁祖19(1641)年には璿源閣(ソノンガク)が設置され、赤裳山にある史庫としての役割を果たし、朝鮮王朝実録や王の族譜である璿源録(ソノルロク)が所蔵されました。この時期に史庫を防備するため護国寺(ホグクサ)を建立、それ以前からここにあった安国寺は護国寺とともにこれら史閣を守るための僧兵らの宿所として使われ、安国寺という名称で呼ばれました。
赤裳山揚水発電所の建設により、安国寺は護国寺址があった場所に移築されました。15棟あまりの殿閣は1995年に移築・重創され、山の頂には揚水発電所用の山頂湖である赤裳湖が作られました。秋の紅葉が大変美しく、山の頂まで2車線の舗装道路が続いており、ドライブにおすすめです。 近くには茂朱リゾートや羅済通門(ラジェトンムン)、九千洞(クチョンドン)渓谷があります。主な文化財として安国寺霊山会掛仏幀(宝物)、安国寺極楽殿(全羅北道有形文化財)、赤裳山城護国寺碑(全羅北道有形文化財)、茂朱赤裳山城(史跡)、赤裳山史庫址遺構(全羅北道記念物)などがあり、また世界の仏像を収集・所蔵する聖宝(ソンボ)博物館もあります。