説明
江華平和展望台は、一般人の出入りが厳戒に統制されていた仁川広域市江華郡(カンファグン)両寺面(ヤンサミョン)鉄山里(チョルサンリ)の民間人統制線(民統線)北方地域の林野にある展望台です。
他の地域では見ることのできない北韓の独特な文化や現状を間近で感じられるよう、2006年末から地上4階建て地下1階の展望台建設に着手し、2008年9月5日にオープンしました。
4階建ての建物には地下と4階部分に軍部隊関連施設、1階には江華特産物と北韓の特産物などを販売している売店、食堂、管理事務所、統一念願所、休憩所などがあります。2階には高性能望遠鏡のほか、戦争の惨状と痕跡を垣間見ることができる展示室、3階には北韓を一望できる展望施設、そして悪天候の日でも映像を通して北韓の風景などを見ることができるスクリーン施設が整っています。2階の展示室では、江華の国防体験や北韓の挑発、南北軍事力の比較、韓国の統一政策に関する展示を見ることができます。この他、終わることのない戦争と韓民族統一に向けた道のり、韓国戦争(1950~53年・休戦)当時の背景と国内外の戦争勃発過程、そしてその後の被害状況などを映像を通して見ることができる施設もあります。
北韓展望室からは前方約2.3キロメートルの北韓側の海岸に北から南へと注ぐ礼成江(イェソンガン)、開城(ケソン)工団、臨津江(イムジンガン)、漢江(ハンガン)が合流する地域、南韓側の金浦(キンポ)愛妓峰(エギボン)展望台、坡州(パジュ)烏頭山(オドゥサン)統一展望台、一山(イルサン)新市街地、中立地域であるナドゥル島予定地、北韓住民が暮らしている様子や宣伝用の偽装村、開城工団塔、松岳山(ソンアクサン)などを眺めることができます。
規模:敷地面積9,975平方メートル、延べ面積2,277平方メートル(地上4階建て・地下1階)
※民間人統制地域
非武装地帯の南端にある南方限界線を境に南側へ5キロメートルから20キロメートルの幅で設定された民間人統制区域。民間人出入統制線とも呼ばれます。
1953年の休戦以降、南北の間には軍事分界線が引かれ、その南北それぞれ2kmの幅に非武装地帯(DMZ)を設定、南韓側にはさらにそこから民間人統制地域を設定しています。
ホームページ
ご利用案内
お問い合わせおよびご案内 : +82-32-930-7062
駐車場施設 : あり
休みの日 : 年中無休
利用時間 : 12月~2月9:00~17:00、3月~11月9:00~18:00
※最終チケット販売は観覧終了時間の1時間前
※利用時間は変更されることがあります
詳細情報
Admission Fees
大人 2,500ウォン
Facility Utilization Fees
望遠鏡500ウォン(1回使用時間2分)
位置
仁川広域市 江華郡 両寺面 展望台路 797