2021-04-12
江原道 春川市 南面 忠孝路 1503
春川出身の義兵将、衣岩・柳麟錫(リュ・インソク)の遺品と関連資料を展示する記念館。柳麟錫は朝鮮時代後期の学者であり義兵将で、日朝修好条規の締結に反対する上訴を出し、金弘集(キム・ホンジプ)親日内閣が発足すると義兵を起こしました。義兵将として活躍しましたが官軍に敗し、満州に亡命した後も独立運動を続け、その後病死しました。記念館の館内には、衛正斥邪運動と抗日義兵運動の展開及び柳麟錫の生涯と活動を観ることのできる様々な資料が展示されています。野外には柳麟錫のお墓と遺影・位牌が奉られている義烈祠、義兵の精神を振り返るために設立された教育の場の義兵学校などがあります。また、白凡・金九(キム・グ)が柳麟錫の墓で詠んだ祭文を刻んで記念した石碑と、韓国国民議会(声明会)宣言書が刻まれた石碑もあります。青少年を対象に義兵と独立運動史を教える独立運動教室、家族連れの訪問者を対象に義兵の文化体験の機会を提供する土曜義兵ノリマダンといったプログラムも開催されています。
2021-04-07
江原道 春川市 中央路 186
春川市が地域の若いクリエイターの起業と成長を支援するために設けた空間で、春川駅と南春川駅の間の京春線の高架下にあります。コンテナを活用して工房が造られており、名前は施設のある住所から付けられました。工芸、ファッション、リビングなど様々な分野の工房が入居しており、時期に合わせてマーケットも開かれています。孔之川から近く、一緒に巡るのもいいでしょう。
2021-04-06
江原道 束草市 収復路 108
65年の歴史を誇る束草の古い書店。1956年に東亜文具社として開店し、三代続いて営業しています。中に入ると、たくさんの本から漂う紙の香りがします。店内には、新刊から人文、社会、歴史、芸術に至るまで、様々な種類の本が並んでいます。本棚に並ぶ本はみな店長が厳選したもので、様々なテーマの独立出版物や小物なども扱っています。一日に200冊ほどの本を発注しており、こうして集まった本が約4万冊ほどになります。最近改装を終えた店内は、120坪ほどの広いスペースに、洗練されてモダンなインテリアとなっています。あちこちに座れるスペースがあり、選んだ本を読んだり一休みできるようになっている心配りも目につきます。
2021-04-02
江原道 束草市 エキスポ路 156
石峰陶磁器美術館は、韓国の陶磁器の歴史と国内外のレベルの高い陶芸家らによる作品を展示する陶磁器専門博物館です。元老陶芸家の石峰・趙懋鎬(チョ・ムホ)氏が韓国の伝統文化に対する誇りから設立した美術館で、先祖の職人魂を学び、直接ろくろを回したり陶磁器を形作る体験もできます。美術館を観覧する前に映像を観ると、展示内容がより分かりやすくなります。展示館は8つのテーマに分かれています。山河館には白磁を板に描き写した青華白磁の白頭山の雪景色が掛かっており、歴史館では統一新羅時代の土器から高麗青磁、朝鮮白磁へと続いた韓国の陶磁器の歴史を観ることができます。陶磁器の制作過程をジオラマで再現した模型館と、ギネスブックに載った世界で一番大きい陶磁器の皿「四季大皿」が展示されている四季館も見応えがあります。2階の展示館にも、世宗大王の御真を土板で焼き上げて再現した陶磁器壁画など、珍しい見どころがたくさんあります。普段なかなか観ることのできない、世界各国のユニークな陶磁器作品も目を引きます。
2023-03-21
インチョン広域市チュン区チェムルリャンロ218ボンギル3
仁川アートプラットフォーム(INCHEON ART PLATFORM)は仁川広域市の旧市街再生事業の一環として中区海岸洞一帯の近代開港期の建築物をリノベーションして設けられた文化芸術創作空間で、2009年9月にオープンしました。芸術の創作、流通、享有、教育に至る全過程を網羅する文化芸術の創作空間として、地域の文化活性化だけでなく、絶えず変化していく新しい文化芸術の発信地となっています。アーティストレジデンスプログラムを中心に展示・公演、市民参加教育プログラムなどを運営しており、アーティストには創作空間、市民には芸術を分かち合う文化芸術の広場としての役割を果たしています。
2021-04-12
江原道 春川市 史北面 華岳芝岩キル 99
ハイパーリアリズム画風の大家である李相元(イ・サンウォン)画伯の作品を展示する美術館。春川出身の李相元画伯は、初期には肖像画の商業作家として活動しましたが、後に純粋絵画に転向し、ハイパーリアリズムの作家として名声を得ました。その後、彼は再び春川に戻って創作活動を行い、2014年に山と渓谷の広がる春川市史北面芝岩里に李相元美術館が開館しました。華岳山の麓に建てられた美術館は、自然と芸術、人が一つになれる空間を目指しています。ユニークな円形をした展示場を中心に、渓谷に沿ってアートスタジオ、ミュージアムステイ、レストランなどの建物が並びます。最も高いところにある美術館の展示場はユニークな円形をしており、全面ガラス張りになっていて、自然と芸術を同時に鑑賞できるようになっています。李相元画伯の作品だけでなく、他の韓国の作家の作品も展示されています。アートスタジオでは金属、ガラス、陶芸作家らが活動しており、観覧者向けの体験プログラムを開催しています。自然と芸術の中で休息とリフレッシュの時間を過ごせるミュージアムステイもこの美術館の自慢です。
2021-04-06
江原道 春川市 スポーツタウンキル399番キル 25
KT&Gサンサンマダン春川は衣岩湖に面して建てられた複合文化スペースで、アートセンターとステイ棟に分かれています。アートセンターは旧春川子ども会館を、ステイ棟は旧江原道体育会館をリノベーションしたものです。湖に面しているアートセンターは、韓国建築界の巨匠である故キム・スグン建築家が設計したことで有名です。キム・スグン氏特有のレンガ技法により建てられた建物は、上空から見下ろすと、まるで一匹の蝶が湖畔にとまっているような形をしています。1980年に子ども会館として開館し、使われなくなってからしばらく放置されていた建物は、2014年にKT&Gサンサンマダン春川として新たにオープンしました。サンサンマダンは、KT&Gによる社会貢献・還元プログラムの一環として様々な文化芸術活動を支援し、一般の人々に文化を享受する機会を広げようとの趣旨により運営されている複合文化スペースです。建物の価値を考慮して原形の枠組みをできるだけそのまま生かし、シアター、ギャラリー、カフェ、アートショップなどの空間が配置されています。また、野外スペースも魅力的です。衣岩湖に面する野外広場があり、その前には散策路とサイクリングロードが通っています。また、野外シアターの裏手には幼児森体験園があるなど、多彩な楽しみを提供しています。
2021-04-05
江原道 束草市 鶴沙坪2キル 16
テラクラブファームは、韓国で唯一のアカテガニの生態体験館です。韓国の在来種であるアカテガニは、木に登る独特な習性で知られています。一般のカニと異なり、海岸近くの湿地や田畑に穴を掘って生息しており、海岸から1~2km離れた山でも生息できるため、山に暮らすカニとも呼ばれます。海岸の民家に忍び込み、果物の皮についた果肉や生ごみを食べることから韓国では「ドロボウガニ」と呼ばれており、小さくてかわいくペットとして飼う人もたくさんいます。テラクラブファームでは、このアカテガニを近くで観察し、触れ、餌をあげる体験ができます。研究室のように造られた透明な水槽の中で、忙しそうに動き回るアカテガニたちは不思議で興味深いです。1階とつながっている地下バンカーでは、アカテガニの生態をもっと詳しく観ることができます。脱皮したアカテガニの皮と卵も観察でき、好奇心旺盛な子どもたちの学習の場になります。入館するとき餌用のコオロギがもらえ、詳しい生態解説も行っています。但し、冬はアカテガニが冬眠に入るため、あまり動かないかもしれません。
2021-04-05
江原道 束草市 パラムコンマウルキル 118
世界中の様々なミミズクの作品が一堂に会するユニークな展示スペース。ファブリック・アーティストのチョン・ヒオク館長が数年かけて集めたコレクションとミミズクのアート作品がいっぱいです。展示館は計4つに分かれています。第1展示館と第4展示館には、世界各国から集められた5,000点以上のミミズクのコレクションが展示されています。ミミズクが描かれたユニークなお皿、彫刻、人形、時計など、大小様々な展示品に目を奪われます。一般的に、ミミズクは知恵と富を象徴し、幸運をもたらす鳥とされていますが、展示を通じて国別に少しずつ認識が異なることが窺い知れます。第2展示館と第3展示館には、チョン・ヒオク館長が一針一針織って作ったミミズクのファブリック作品が掛かっています。すべての作品に、ミミズクへの愛情と真心が込められているのがわかります。ミミズク展示館は、建物の外観もアーティスティックです。雪岳山の美しい四季がモザイクのように異なる色で表現されており、建物の前には数体のミミズクの像が立っています。
2021-04-05
江原道 束草市 鶴沙坪2キル 16
テディベアファームは、テディベアの歴史と由来、多彩なテーマで構成されたくまのぬいぐるみが展示されているスペースです。世界的なデザイナーによるテディベア作品も観ることができます。老若男女問わず愛されているテディベアは、アメリカのルーズベルト大統領のニックネーム「テディ」に由来します。展示の中には、ルーズベルト大統領にまつわるテディベアの誕生エピソードをはじめ、世界の童話の中の人物をテディベアのミニチュアで表現したものもあり、楽しくなっています。テディベアファームに足を踏み入れると、かわいい韓服を着たテディベアから、キャンプをしたりサンタクロースに変装してクリスマスパーティーを楽しむテディベアなど、たくさんのくまのぬいぐるみが迎えてくれます。韓国の歳時風俗を表現した展示も見応えがあり、館内にはテディベアが繰り広げる多彩な物語が広がっています。あちこちに写真が撮れるフォトスポットが設けられていて、野外スペースのテディガーデンにも見どころ、楽しみが満載です。